マイク・ピーターソン
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クレジット: アンドリュー・オハラ、AppleInsider
投資銀行のパイパー・サンドラーは、新型コロナウイルス感染拡大中の「ニューノーマル」のさまざまな側面に対応するアップルの新製品とサービスの好調を受け、AAPLの目標株価を130ドルに引き上げた。
AppleInsiderが閲覧した投資家向けメモの中で、アナリストのハーシュ・クマール氏は、銀行はアップルのイベントラインナップに「非常に感銘を受けた」と述べ、各製品やサービスは「新型コロナウイルスのパンデミック後の個人の『ニューノーマル』に対応する」ものだと見ていると記した。
クマール氏は、世界的な健康危機の中で健康への関心が高まっている時期に、新しいApple Watch Series 6が登場したと指摘する。同氏は、これらの新モデルによってApple Watchが「現在市場にある主要な健康センサーの一つ」としての地位を確固たるものにしていると指摘する。
クマール氏は、最近発表されたシンガポールでの取り組みを含め、Appleが健康関連のパートナーシップに重点を置いていることも、Apple Watchの健康面での評判にとって良い前兆となる可能性があると付け加えた。
Apple の低価格帯製品である Apple Watch SE も普及の大きな推進力となる可能性が高く、子供、高齢者、初めて購入する人向けの入門モデルとしても役立つ可能性がある。
アナリストは、パフォーマンスが大幅に向上したAppleの第8世代iPadとiPad Airは、春先に発表されたiPad Proのリフレッシュとともに「魅力的なラインナップ」を形成すると付け加えた。
Apple FitnessやApple OneバンドルといったAppleの新サービスも、このセグメントの活性化に寄与する可能性が高い。クマール氏によると、Fitness+サービスはApple Watchと連携し、限られた機器で利用できるという。世界的な健康危機と自宅でのワークアウトの増加が続く中、Fitness+はワークアウトソリューションとして、そしてフィットネス習慣を始めようとしている人にとって「手軽で安価な代替手段」として有望視されている。
「世界が絶えず進化する中、アップルは新製品と技術革新の最前線に立ち続けている」とアナリストは語った。
クマール氏は、パイパー・サンドラーの12ヶ月AAPL目標株価を113ドルから130ドルに引き上げた。これは、1株当たり利益予想4.13ドルに対して、目標株価倍率が約31倍から27倍であることに基づいている。
アップルの株価は水曜日の朝、114.53ドルで取引され、日中取引で0.97%下落した。