AppleInsiderスタッフ
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アップルの不動産開発担当副社長ダン・ウィゼンハント氏は、アップルパークの実現とクパチーノ以外の同社事業拡大に重要な役割を果たしたが、10年以上の勤務を経て退職する。
クパチーノ市の市長デビッド・ブラント氏によれば、ウィゼンハント氏は先週退職を発表し、後任にはアップルの不動産開発担当シニアディレクターのクリスティーナ・ラスペ氏が就任するとサンフランシスコ・クロニクル紙が報じている。
ラスペ氏のLinkedInページの更新により、この人事異動が裏付けられたようだ。同氏は3月時点でグローバル不動産・施設担当バイスプレジデントに就任している。彼女は2013年に同社に入社した。
アップルはウィゼンハント氏の退職をまだ確認しておらず、同氏のLinkedInアカウントもこの変更を反映して更新されていない。
ウィゼンハント氏は2007年、iPhoneが発売された年にAppleに入社しました。スマートフォンの成功に大きく後押しされ、Appleの設備投資予算は飛躍的に増加し、クパチーノをはるかに超える事業拡大の原動力となりました。
ウィゼンハント氏の在任中、アップルは米国および海外に複数の施設を開設した。これには、アップルストアや、ノースカロライナ州に10億ドルを投じた施設、ネバダ州とオレゴン州のセンターといったサーバーファーム、そしてアイルランドとデンマークにおける欧州プロジェクトが含まれていた。また、サンタクララ、サンフランシスコなどの賃貸オフィススペースにも資産を投入したほか、中国、インド、インドネシア、日本、英国に研究開発施設を開設した。
サンノゼの86エーカーの巨大な開発地など、多くの場所がまだ建設中です。
ウィゼンハント氏はまた、円形の「宇宙船」ビル、研究開発施設、スティーブ・ジョブズ・シアター、ビジターセンター、専用の健康センター、そして細部まで丁寧に造園された敷地を備えたアップルの未来的なキャンパス、アップルパークの完成にも尽力した。
実際、ウィゼンハント氏は2013年、当時「キャンパス2」と呼ばれていたアップルパークの宣伝用に制作した3分半の短い動画をクパチーノ市の都市計画委員会と市議会に提出している。また昨年は、アップルパークのメインオフィスビルの建築の詳細を説明したアースデイの宣伝動画のナレーションも担当している。