プリンス・マクリーン
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Appleのコンピュータ製品ラインナップの中で、Power Mac G4製品ラインで現在NVIDIA GeForce2 MXカード、つまりATIブランド以外のグラフィックカードを搭載しているのはわずか3モデルのみです。長年にわたり、ATI TechnologiesはAppleの主要パートナーであり、同社のPC製品向けグラフィックカードの供給元でした。AppleInsider.comの情報筋によると、この状況は今後12ヶ月以内に一変する見込みです。
1999年7月に私たちが最初に報じたように、ATIが自社のRage 128チップセットを搭載したMacintoshシステム向けに、またもや質の低いMacintoshドライバをリリースしたことを受け、AppleはATIとの関係を断ち切り、NVIDIAとの提携に向けて動き始めました。そして今夏、ATIがBusinessWireに掲載したプレスリリースで、Appleの次期システムに関する先行情報を公開したことで、両社の関係はついに悪化しました。
一方、nVIDIAは、その優れたグラフィック性能で近年業界全体で高く評価されています。しかし、同社にはATIにはないAppleにとっての強みが2つあります。まず第一に、nVIDIAは優秀なソフトウェアドライバ開発チームを擁しており、専任のエンジニアが同社のすべてのソフトウェアドライバの開発に共同で取り組んでいます。第二に、nVIDIAのMacintosh用グラフィックカードは、PC用と全く同じユニットで出荷されるため、PCとMacのグラフィックアクセラレーション性能の差がほぼ解消されます。後者はAppleが長年切望してきたものです。
信頼できる情報筋によると、Appleが自由に選択できるのであれば、現行の全製品にnVIDIAのグラフィックアクセラレータが搭載される予定だという。しかし、移行にはしばらく時間がかかるだろう。Appleのプロフェッショナル向けPowerBook G4シリーズには確かにnVIDIAのモバイルグラフィックチップが搭載される予定だが、それはAppleがPowerBookロジックボードの次期バージョンを完成させるまでは実現しないだろう。
「Appleはしばらく前から新しいPowerBookロジックボードの開発に取り組んできました」とある情報筋は語った。「このボードは4X AGPをサポートし、nVIDIAの高性能モバイルグラフィックカードの性能をフルに発揮できると言われています。」Apple PowerBookがこの強化機能を搭載するのは来年の冬頃になると予想されているが、情報筋によると、同社のiMacにはまもなくnVIDIA GeForce2 MXチップが搭載される予定だという。
同社の消費者向けiBookは依然として66MHzバスを搭載しており、NVIDIAチップを搭載する予定はない。