ジョシュ・オン
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ブルームバーグは、Appleがソニー、EMIグループ、ワーナー・ミュージック・グループとライセンス契約を締結し、ユーザーがモバイルデバイスからインターネット経由で楽曲コレクションにアクセスできるようにしたと報じている。以前の報道では、EMIとワーナーがAppleのクラウドベースサービス計画に賛同していると報じられていた。
最大のレコード会社であるユニバーサルミュージックグループはまだ合意に至っていないものの、関係筋によると、アップルとレコード会社は合意に近づいているという。報道によると、アップルはレコード会社とのライセンス契約を締結した後、レコード会社とは異なる権利を持つ音楽出版社とも再交渉する必要があるという。
情報筋によると、新サービスの計画は早ければ来月、Appleの完売した世界開発者会議(WWDC)でプレビューされる可能性があるという。先月の報道によると、Appleはこのサービスの開発を完了したものの、音楽レーベルや出版社との契約が滞っているため、開発は遅れているという。
事情に詳しい関係者によると、Appleが噂しているクラウド音楽サービスでは、ユーザーがオンラインコレクションをアップロードする必要がないため、ライバルのGoogleやAmazonに対してAppleは大きな優位性を得ることになるという。Amazonは3月にCloud DriveとCloud Playerのサービスを開始し、Googleは先週Musicのベータ版クラウドサービスを開始した。
GoogleとAmazonはクラウド音楽サービスでAppleに先んじているものの、音楽業界筋はAppleのクラウド音楽サービスの方がはるかに優れているとの見方を示している。報道によると、GoogleとAmazonはどちらも、サービス開始前に音楽レーベルの支援を確保しなかったという。
Appleが新たな「iCloud」サービスを計画していることを示す証拠が山積みとなっている。AppleInsiderは先月、AppleのiCloud計画は音楽ストリーミングだけにとどまらないと独占的に報じた。情報筋によると、iCloudは刷新されたMobileMeの中核コンポーネントとなり、様々な個人データやメディアをクラウドに取り込む可能性があるという。
出だしは不安定で、MobileMeはなかなか軌道に乗りませんでした。2008年、AppleのCEO、スティーブ・ジョブズは、サービスの立ち上げの失敗についてMobileMeチームを厳しく批判しました。「あなたたちはAppleの評判に傷をつけました…」とジョブズは言ったと伝えられています。「お互いを失望させたことを憎むべきです…」