サム・オリバー
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OS X の組み込みメール アプリケーションと Spotlight 検索を頻繁に使用する Mac ユーザーは、電子メール メッセージの検索には注意が必要です。Spotlight のプレビュー機能はメールのリモート コンテンツ設定を無視し、意図しないデータを電子メールの送信者に誤って送信する可能性があるためです。
メールユーザーがSpotlightでメールメッセージを検索して選択すると、プレビューパネルにHTMLメールに埋め込まれた画像が自動的に読み込まれ、表示されます。IDG News Serviceによると、メールの「メッセージ内のリモートコンテンツを読み込む」設定を無効にしても、この現象は回避できないとのことです。
多くのメールマーケターは、メッセージに含まれる画像のダウンロードを追跡しています。これにより、送信者は開封率を分析し、IPアドレスやブラウザのバージョンといった基本的な購読者情報を収集することができます。Spotlightの自動プレビューは、たとえユーザーがこの仕組みを認識し、無効化しようとしたとしても、こうした情報が公開されてしまう可能性があります。
この機能は、電子メールや画像をメールや Google の Gmail などの他の電子メール リーダーで開いた場合には送信されないような情報を公開するものではないことに注意してください。ただし、プライバシーを重視するユーザーにとっては懸念材料となる可能性があります。
Appleがこの問題に対処するまで、ユーザーはSpotlight検索結果からメールメッセージを削除することで回避できます。これを行うには、「システム環境設定」→「Spotlight」に移動し、リストから「メールとメッセージ」のチェックを外してください。