ウェズリー・ヒリアード
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2020年第2四半期のスマートフォンの平均価格は10%下落した
市場調査会社カナリスの新しいデータによると、進行中のコロナウイルスのパンデミックによって引き起こされた市場全体の逆風に逆らいながら、アップルは2020年第2四半期に米国で記録的な数のiPhoneを出荷したという。
Canalysによると、スマートフォンの出荷台数は2019年第2四半期の3,340万台から2020年の同四半期には3,190万台へと10%減少した。しかし、中国工場の生産増加により、出荷台数は前四半期比11%増加した。
調査会社の推計によると、米国で販売されたデバイス10台のうち7台はAppleとSamsungの製品で占められており、Appleは第2四半期に過去最高の1500万台のiPhone出荷台数を達成した。レポートによると、iPhone 11はパンデミックにもかかわらず、2019年のベストセラーであるiPhone XRを15%上回っている。
アップルは、iPhone SE、自宅待機命令、そして新型コロナウイルス感染拡大中の5Gの効果的な普及の失敗により、市場シェアを47%に拡大した。
「新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより消費者が自宅待機を余儀なくされたため、米国では5Gの普及が軌道に乗りませんでした」と、Canalysのアナリスト、ヴィンセント・シールケ氏は述べています。「店舗閉鎖とウイルスへの恐怖からデモ機への接触機会が限られ、消費者の予算削減によって購買力がさらに抑制されました。また、アメリカの郊外では5Gネットワークのカバー範囲が限られていたため、消費者は4Gデバイスを購入する十分な理由を見いだしました。これまでのところ5Gの展開は低調ですが、今後数四半期にわたる通信事業者による強力なマーケティング活動は、LTEから5Gへの数年にわたる移行期間を活性化させる上で重要な役割を果たすでしょう。」
AppleのiPhone出荷台数1500万台は、2019年第2四半期から10%増加した。これらの数字から判断すると、Appleが2019年のiPhoneシリーズで5Gを搭載できなかったことは問題ではなかった可能性があり、「iPhone 12」は秋に需要のスーパーサイクルを開始すると予想される。
報告書によれば、2020年第2四半期に米国で出荷されたスマートフォンの70%は中国製で、第1四半期の60%から増加している。