ジャパンディスプレイ、アップル向け売上減少で9四半期連続の赤字

ジャパンディスプレイ、アップル向け売上減少で9四半期連続の赤字

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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AppleのLCD iPhoneスクリーンサプライヤーであるジャパンディスプレイは、LCDパネルからOLEDへの移行による打撃を受け続けており、最新の損失額は予想されていた救済措置が保留されたことによるものだ。

Appleのサプライチェーンパートナーであるジャパンディスプレイ株式会社は、9四半期連続、5年連続の純損失を発表した。Appleからの需要減少を受け、同社の第4四半期の損失は986億円(8億9,922万ドル)となった。

ロイター通信によれば、同社の昨年の損失は1094億円弱、つまり10億ドルに迫った。

ジャパンディスプレイはまた、パネル工場の一つについて6,800万ドル(752億円)の減損処理を実施すると発表した。同社は約1,000人、つまり全従業員の約10%を削減する予定だ。

このニュースは、ジャパンディスプレイへの7億2,930万ドルの救済策が再検討されていることが明らかになったのと同じ週に報じられた。中国と台湾の投資グループは6月に同社への投資を予定していたが、ジャパンディスプレイの業績見通しを再検討している。

ジャパンディスプレイは、Apple Watch用と思われるOLEDスクリーンをAppleからいくつか受注したと報じられている。