米裁判所、パーソナルオーディオの「ポッドキャスティング特許」を失効

米裁判所、パーソナルオーディオの「ポッドキャスティング特許」を失効

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米連邦巡回控訴裁判所は月曜日、「特許トロール」のパーソナルオーディオが有名ポッドキャスターに対する訴訟で使用した悪名高い「ポッドキャスティング特許」を無効とする特許商標庁の判決を支持した。

CAFC の判決により、Personal Audio 社が 1 つの特許を武器としてポッドキャストの制作者や配信者に対して長年行ってきたキャンペーンに終止符が打たれることになる。

本日の命令は、特許審判部が当事者系レビューにおいて、米国特許8,112,504号を「連続したエピソードを表すメディアコンテンツを配信するためのシステム」について無効と決定してから2年以上後に下されました。この特許は、加入者ベースのデジタルオーディオ配信の方法を概説する知的財産です。電子フロンティア財団は2013年にこの知的財産権の無効を申し立てました。

「ここで知的財産権の手続きがうまく機能し、私たちが介入して公共の利益を守ることができたことを嬉しく思います」と、電子フロンティア財団の弁護士ベラ・ラニエリ氏はArsTechnicaへの声明で述べた。

非実践法人であるパー​​ソナルオーディオは、ジム・ローガン氏によって設立されました。ローガン氏は1990年代後半にデジタル音楽プレーヤーの販売に挑戦していました。会社が失敗すると、ローガン氏はCBS、NBC、FOX、そしてコメディアンのアダム・カローラ氏といった著名なポッドキャスターからライセンス料を徴収しようと、504特許を利用しました。

例えば、カローラ氏は2013年に訴訟を起こされ、支援者から集められた約50万ドルの資金を使って2015年まで争いました。最終的に、両当事者は示談によりこの紛争を終結させました。

ポッドキャスト特許以外にも、パーソナルオーディオはApple、Google、Samsungといったテクノロジー企業に対して関連知的財産権を活用し、様々な成功を収めてきました。中でも最大の勝利の一つは、2009年にiPodのプレイリストをめぐってAppleを相手取った訴訟で、NPE(National Audio Public)は800万ドルの賠償金を獲得しました。