ケイティ・マーサル
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ロイター通信によると、フォックスコンの郭台銘会長は月曜日の年次株主総会で、シャープの株価が最近急落したことを受け、同社がシャープ株の買い増し交渉を進めていることを明らかにした。同報道によると、シャープとの提携は「(フォックスコンが)アップルの待望のApple TVの受注獲得に道を開く可能性がある」と指摘されている。Apple TVとは、アップルが開発すると噂されている本格的なテレビのことである。
フォックスコンは3月にシャープの株式10%(8億800万ドル相当)を取得し、苦戦するシャープの液晶事業の底上げを図っている。今回の提携は、2009年に堺市に開設されたシャープの最先端液晶工場の製品需要喚起を目的としている。
フォックスコンとシャープの買収合意のニュースは、両社がアップルの期待されるテレビのサプライチェーンに参入することを望んでいるのではないかという憶測を即座に呼び起こした。シャープのインジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO)パネルがアップルのテレビに適しているのではないかとの意見もあった。
FoxconnはAppleの主要な製造パートナーであり、iPhone、iPad、Macなどのデバイスの組み立てを担当しています。また、シャープは新型iPadのRetinaディスプレイをはじめ、Appleの主要ディスプレイサプライヤーです。
フォックスコンの郭会長は同社の年次総会で、シャープの堺工場はライバルの液晶メーカーであるサムスンを上回る技術を備えているため、シャープとの提携は同社にとって有益であると述べた。
「シャープとの協力により、鮮明さ、高解像度の点でサムスンに勝つことができると誇りに思う」と郭氏は語ったと伝えられている。
また、堺工場は大型パネルディスプレイに関してコーニング社と「独占契約」を結んでいるとも述べた。コーニング社は、iPhoneやiPadなどのApple製品に使用されている、傷に強いゴリラガラスを製造している。