サンフランシスコMOMA、アップルのデザイナー、ジョニー・アイブに生涯功労賞を授与

サンフランシスコ近代美術館は今秋、アップルの主任デザイナー、ジョニー・アイブ氏の「革命的な功績」を称え、生涯功労賞を授与する予定だ。

MediaBistroによると、アイブ氏は今年の2014年ベイエリア・トレジャー賞を10月30日に受賞する予定だ。同賞は、視覚芸術を再定義したベイエリアのアーティストやクリエイティブリーダーを表彰する賞で、アイブ氏は同賞の15人目の受賞者となる。

「アイブ氏は、私たちの世代において工業デザイン分野で最も革新的で影響力のある人物です。情報の視覚化と共有の方法にこれほど大きな変革をもたらしてきたデザイナーは他にいません」と、サンフランシスコ近代美術館（SFMOMA）館長のニール・ベネズラ氏は述べた。「SFMOMAは西海岸で初めて建築とデザイン部門を設立した美術館であり、アイブ氏の革新的な功績を称えることを大変嬉しく思います。」

ベイエリア・トレジャー賞の過去の受賞者には、「スター・ウォーズ」の映画監督ジョージ・ルーカス氏、メディアアーティストのウェイン・ティーボー氏、造園家のローレンス・ハルプリン氏などがいます。

SFMOMAの建築・デザイン部門は、20世紀と21世紀の家電製品の膨大なコレクションを所蔵しています。現在、同部門はこれらの収蔵品を収集、維持、そして解釈するための最善の方法を検討しており、アイブ氏は美術館の取り組みを支援していると言われています。

Appleの高く評価されているリードデザイナーとして、アイブ氏は数々の賞や表彰を受けてきましたが、中でも最も大きな功績は、大英帝国勲章ナイト・コマンダーを授与されたことでしょう。英国出身のアイブ氏は、ナイトの称号を受ける以前にも、大英帝国勲章コマンダーの称号を得ていました。