AppleInsiderスタッフ
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Apple幹部のエディ・キュー氏とDropbox CEOのドリュー・ヒューストン氏がステージに登場。| 出典: Dropbox製品担当副社長トッド・ジャクソン氏のTwitterより
Appleのインターネットソフトウェアおよびサービス担当SVP、エディ・キュー氏が水曜日のDropbox Openイベントにサプライズ登場し、企業向けAppleの取り組みを宣伝し、iPad Pro向けの新しいDropbox Paperアプリを披露した。
キュー氏はDropboxのCEOであるドリュー・ヒューストン氏とDropbox Openのテーマである企業について話し合うために出席していたが、マッシュブルの記者カリサ・ベル氏 のツイートによると、iPhone、iOS、技術革新のペースなど他の話題もなんとか詰め込んだという。
キュー氏は、AppleのiOSは企業ユーザーに多くのメリットをもたらしているが、中でも高いアップグレード率が挙げられると述べた。セキュリティハッキングがますます蔓延する中、iPhoneとiPadのユーザーが最新のハードウェアとソフトウェアを常に利用し続けることは、企業にとって重要だ。場合によっては、旧式のソフトウェアがデータ漏洩の原因となることもある。
近日発売予定のiPad Proも本日発表され、Cue氏とHouston氏は、この大画面タブレット向けに特別に設計されたDropbox Paperアプリを初公開しました。2016年第1四半期にリリースされるPaperでは、リッチドキュメントでのリアルタイム共同作業、ファイルの注釈付け、チャットなどが可能になります。現在、このサービスはオンライン限定のベータテスト中です。
Dropboxは同日、ライバルのクラウドサービス企業Boxが提供するものと同様のコラボレーションツールを備えた、全く新しいエンタープライズプランを発表しました。Dropboxは、15万社もの企業が「Dropbox for Business」のサブスクリプションに加入していることを踏まえ、収益拡大を目指して大規模ビジネス向けサービスの構築を進めています。また、医療従事者や患者記録のクラウド移行を検討している医療機関にとって歓迎すべきHIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法律)準拠も発表しました。
Appleの幹部は最近、いつになく公の場で活発に活動している。Cue氏がDropbox Openに登場したのは、CNNMoneyで最近放映された、新型Apple TVに焦点を当てたインタビューを受けた後のことだ。CEOのティム・クック氏は、NPRのインタビューに答え、今年のWSJD Liveカンファレンスに出演し、「レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」で率直な発言をするなど、最も目立った活動を見せている。