マイク・ワーテル
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アップルの製造パートナーであるペガトロンのCEOは、iPhone 7は本体の性能だけで予想を上回っていると指摘し、サムスンギャラクシーノート7のリコールが販売数を人為的に水増ししているとは考えていない。
「消費者は、革新的な機能の欠如についてアナリストが何を言おうと気にしない」と、ペガトロンの董子賢会長は日経アジアンレビューに語った。董会長は具体的な数字については明言を避けたが、iPhone 7の販売については「慎重ながらも楽観的」な姿勢を保っている。
タン氏は、iPhone 7が売れているのは、他のデバイスの弱点ではなく、携帯電話自体の強みによるものだと考えている。
「Noteシリーズはサムスンの総出荷台数のごく一部を占めるに過ぎません」とタン氏は述べ、サムスンGalaxy Note 7のバッテリーリコールがiPhoneの売上に大きな影響を与えているという見方を否定した。「米国のクライアントである同社の新型端末は、Note 7ではなく、サムスンのS7シリーズと競合しているのです」
Pegatron の Apple 関連の主な業務は、iPhone 7 の組み立てです。Foxconn は大型モデルの主要生産者であり、iPhone 7 Plus の主な製造元です。
ペガトロンとフォックスコンは10月上旬に四半期決算を発表する予定で、状況が明らかになるはずだ。AppleはiPhone 7の9月の販売台数は公表しないとしているが、iPhone 7 Plusは顧客の手元に届く前に世界中で完売したと発表している。
ペガトロン会長の発言は、KGI証券が日曜日に発表した発言とは対照的だ。KGI証券のミンチー・クオ氏は、AppleのiPhone販売台数は同社のこれまでの予測を上回るものの、2016年末までのiPhone 7シリーズの販売台数は、2015年末のiPhone 6sの販売台数には及ばないと主張した。
KGIは、2016年末までの売上が期待外れになると予測している唯一の企業だ。T-MobileのCEOや他の韓国のアナリストは記録的な売上を予測しており、アナリストの一人は年末までに新型iPhoneモデルが1億台売れると予想している。