アリゾナ州知事が同性愛差別法案を拒否、アップルは反対

アリゾナ州知事が同性愛差別法案を拒否、アップルは反対

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アリゾナ州知事ジャン・ブリューワー氏が法案SB1062を拒否権発動。|出典:ジャン・ブリューワー氏のTwitterより

アリゾナ州知事ジャン・ブリューワー氏は水曜日、宗教の自由の延長として同性愛者への広範な差別を事実上合法化する物議を醸す法案を拒否権発動した。アップルをはじめとする大手米国企業は、この法案の否決に尽力した。

ブリューワー知事は水曜日のツイートで、アリゾナ州の事業主に宗教的理由で同性愛者の顧客を拒否する権利を与えることを提案した法案SB1062を正式に拒否したことを確認した。

共和党の州上院議員スティーブ・ヤーブロー、ナンシー・バート、ボブ・ワースリーらが提案したこの法案は、共和党主導の州議会で承認され、先週知事の机に届いたとCNNが報じている。

月曜日、Appleはブリューワー知事に法案の拒否権発動を要請した。前述の通り、AppleはGTアドバンスト・テクノロジーと提携してアリゾナ州にサファイア製造施設を建設し、数百万ドルを投資していたことを考えると、この要請は大きな影響力を持つものだった。

先ほど、#SB1062 に拒否権を発動しました。pic.twitter.com/gdQn0dG2vB

— ジャン・ブリューワー(@GovBrewer)2014年2月27日

宗教の自由と非政府事業体の保護を目的として考案されたとされるこの法案は、「宗教の実践」と「人」の定義の見直しを提案した。人権活動家にとって特に懸念されるのは、以下の重要な条項である。

の定義を拡張し、個人、協会、パートナーシップ、法人、教会、その他の事業体を含めます。

この法案が差別を制度化する可能性があることが世間に知られると、すぐに勢いを失いました。アリゾナ州選出のジョン・マケイン上院議員とジェフ・フレーク上院議員は拒否権発動を支持し、アメリカン航空やマリオットといっ​​た大企業もSB1062に反対しました。