マイク・ワーテル
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iPhone XRのカラーラインナップ
ローゼンブラット証券のジュン・チャン氏はアップルについて悲観的な見方を維持しており、iPhone XRの初週末の全世界販売台数は約900万台で、同氏の予想より100万台も少ないと述べている。
張氏は「需要の鈍化」と「予約の低迷」により、iPhone XRの出荷台数予測を300万台削減した。張氏は、Appleが11月と12月にiPhone XSとiPhone XRの生産台数を合わせて600万台削減し始めると予想しており、そのうち200万台がiPhone XR、100万台がiPhone XSになると予測している。
張氏は以前、新型iPhoneの生産台数を9,000万台から9,500万台、出荷台数を8,000万台から8,500万台と予測していた。ローゼンブラット氏は予測を修正し、新型iPhoneの生産台数を8,800万台、出荷台数を9月中の数日間の販売期間と年末までの期間を含めて7,600万台から7,700万台としている。
iPhoneのデータは「様々な小売チャネルの実売データ」から収集されたもので、その数値がどのように収集されたかについては他にほとんど詳細が示されていない。チャン氏はiPhone 8の発売時に供給制約があったことを指摘しているが、iPhone XRの発売予定数が4日で完売したことには触れていない。
同時期にiPad ProとMacBookの新モデルが「増加」し、平均販売価格は8~10%上昇すると予想されている。
チャン氏は、平均販売価格の上昇と、Mac と iPad の売上増加により、売上高と利益は前回予測の 610 億ドル、EPS 2.65 ドルと同水準になり、ホリデー シーズンの四半期に対する Apple の売上高ガイダンスは 912 億ドルと同水準か、それを若干上回るものになるだろうと考えている。
こうした状況にもかかわらず、チャン氏はアップル株は「買い」の銘柄だと述べている。しかし、彼の目標株価は1株200ドルのままで、株価は8月1日にこの数字を上回った。ローゼンブラット氏の目標株価は過去4年間、アップルの実勢価格を下回っており、アナリストは時とともに目標価格を引き上げてきたものの、株価が現在の水準に達することはなかった。
ローゼンブラット氏によるAppleのサプライチェーンと売上に関する分析は、アナリストの中では概して悲観的な見方をしている。AppleInsiderのダニエル・エラン・ディルガー氏は以前、iPhoneに関するローゼンブラット氏の予測の問題点を指摘しており、その中にはiPhone Xに関する予測が後に誤りであったことなどが含まれている。