ニール・ヒューズ
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今月は、1992年にMac向けに初めて登場し、数々の賞を受賞した科学計算機であるPCalcの25周年を迎えます。それ以来、PCalcはiOS、watchOS、さらにはtvOSを含む、事実上すべてのAppleプラットフォームに拡大してきました。
PCalcの開発者であるジェームズ・トムソン氏は、Info-Macのアーカイブモデレーターに送った新アプリケーションの発表メールを転載することで、25周年を記念しました。数日後、FTPミラーサイトが無料アプリのホスティングを開始しました。これは、今日私たちが知っているようなWebが存在する以前からのことでした。
「PCalcは私の最初のアプリケーションでした」とトムソン氏は書いている。「1992年の夏に書き始めて、世界に公開できる状態に仕上げるまでに約6ヶ月かかりました。そのコードの一部は今でもマシンの奥深くで動いています。」
オリジナルの PCalc は、1991 年 5 月に Macintosh 向けにリリースされた、コード名「Big Bang」の Apple System 7 オペレーティング システム上で動作していました。PCalc の 100 周年は、水曜日にThe Loopの Jim Dalyrmple 氏によって特集されました。
「Programmers' Calculator(プログラマーズ・カリキュレーター)」の略称で知られるこのアプリのアイコンには、ダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズにちなんで、常に42という数字が描かれています。アダムス自身もこのアプリのベータテスターを務めており、アプリには『銀河ヒッチハイク・ガイド』のイースターエッグも含まれていました。
Appleという企業が変化したように、PCalcも変化しました。現在iPhoneでPCalcを使っている人の多くは、9.99ドルのPCalcか無料のPCalc Liteのどちらかを使っていても、その歴史に気づいていないかもしれません。
PCalc は iPhone だけでなく、Apple Watch や Apple TV でも利用できます。
2017年も終わりに近づく中、今年はAppleInsiderのオンライン版デビュー20周年でもあったことを忘れてはなりません。この出版物は1997年にAppleのニュースや噂の提供を開始しており、AppleInsiderとPCalcはAppleの歴史の中では全く異なる時代から活動を続け、Appleの発展と共に進化してきました。
そしてもちろん、2017年は初代iPhoneの10周年にあたり、Appleという企業だけでなく、世界中のパーソナルコンピューティングを大きく変えました。