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Appleは、外部広告チームに4つの新しいクリエイティブエージェンシーを追加することで自社のデジタルリーチを拡大しようとしている一方で、英国のiTunes RadioのライバルであるBloom.fmのiAdでの広告を禁止したと報じられている。
ロンドンに拠点を置くBloom社によると、同社は昨年1月のサービス開始以来、毎月2,000ポンド相当のiAdsを掲載していたが、今週初め、Appleが社内規定違反と判断した結果、掲載を禁止されたという。Appleの措置に関するニュースは、ガーディアン紙が最初に報じた。
「数週間前に広告掲載が停止されましたが、理由は分かりませんでした。その後、マーケティング代理店から、競合サービスの広告掲載はポリシー違反だとするメールが届きました」と、Bloom.fmのマーケティングディレクター、ジョン・クラーク氏は同誌に語った。
「私たちはこれにイライラしているというより、むしろ面白がっています。本当に面白いんです。私たちは小さなアプリなので、彼らが私たちの行動に気づいてくれたことに驚いています」と彼は付け加えた。
この動きにより、Appleが英国のユーザー向けにiTunes Radioを展開する準備をしているのではないかという憶測が広がった。このサービスは2月にオーストラリアで開始されて以来、徐々に世界中に広がっている。
一方、AppleはAKQA、Huge、Area 17、Kettleといったデジタル広告代理店と代理店契約を締結したとみられている。Advertising Age誌によると、これらの代理店はAppleの主要メディアパートナーであるTBWA Media Arts Labの業務を補完することになるという。
これは、同社が2月に長年のパートナーであるロゼッタから専用スタジオブランドを獲得して以来、数カ月間で2度目のデジタル再編となる。
新たな代理店の業務範囲は「幅広い」ものになると予想されており、ユーザーエクスペリエンスとデジタル戦略も含まれる。Appleはデジタルプレゼンスを急速に拡大しており、YahooやTumblrといった人気ウェブサイトでiPhone 5cのアニメーションキャンペーンを展開し、好評を博している。