マイキー・キャンベル
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出典: ティム・クック(Twitter経由)
ジョージア州選出の下院議員で公民権活動家のジョン・ルイス氏が火曜日、カリフォルニア州クパチーノのアップル本社にゲストスピーカーとして招かれ、新作グラフィックノベルを宣伝し、非公開の会合でティム・クック最高経営責任者(CEO)と一対一で会話を交わした。
ルイス下院議員は、米国の公民権運動に焦点を当てた自伝的グラフィックノベル三部作の第二弾となる『March: Book Two』の北カリフォルニアブックツアーの一環としてアップル社に立ち寄った。
クック氏は同日、アップルのクパチーノキャンパスの廊下を歩く2人の写真をツイートし、「本日アップルにジョン・ルイス下院議員をお迎えできて光栄です。彼の50年間にわたる正義と平等のための行進は私たちにインスピレーションを与えてくれます。@MARCHTrilogy」と綴った。
クック氏とルイス下院議員が非公開の会合で何を話し合ったかは不明だが、この会話は、アップルのCEOが著名な公民権運動指導者のジェシー・ジャクソン牧師と企業の多様性について議論してから2カ月後に行われたものだ。
アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師を長年敬愛してきたクック氏は、ここ数ヶ月、マイノリティの平等な権利について声高に訴えるようになっている。例えば、10月にアラバマ名誉アカデミーで行われた入会式のスピーチでは、教育からジェンダーや人種の平等に至るまで、幅広い問題における改革を訴えた。
白人が圧倒的多数を占めるテクノロジー業界では、従業員の多様化と賃金格差が重要なテーマとなっている。シリコンバレーの他の企業に倣い、アップルは昨年、初めて多様化に関する統計レポートを発表し、従業員の大半が白人男性であることを明らかにした。その後数ヶ月にわたり、同社は職場の多様性を最優先事項とし、「インクルージョンはイノベーションを刺激する」というフレーズを生み出し、クックCEOをはじめとする関係者はこの問題の推進に活用している。
ルイス議員は本日遅くにグーグルの幹部らと会談する予定で、水曜日にはサンフランシスコ公共図書館とサンフランシスコ州立大学で本の署名会と朗読会に参加する予定だ。