アップルのiPhone 12と「iPhone 13」が世界の5G出荷の3分の1を占める見込み

アップルのiPhone 12と「iPhone 13」が世界の5G出荷の3分の1を占める見込み

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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AppleはiPhone 12シリーズの全モデルに5Gを導入した

新たな調査によると、今後発売される「iPhone 13」は、既存のiPhone 12と合わせて、2021年の5Gスマートフォン販売におけるAppleの総シェアを33%に増加させるという。

カウンターポイント・リサーチは以前、iPhone 12が発売初月の2020年10月に5Gスマートフォンのベストセラーだったと述べており、現在は「iPhone 13」の好調な販売を予想している。両モデルを合わせると、Appleは5Gスマートフォンを約2億台販売すると予測されている。

「昨年、AppleのiPhone 12は10月という遅い発売にもかかわらず、世界の5Gスマートフォン出荷台数の24%を占めました」と、カウンターポイント・リサーチは声明で述べています。「今年は、iPhone 13の発売が早まり、iOSへの需要が引き続き堅調であることから、カウンターポイントはAppleが世界の5G出荷台数の33%を占めると予測しています。」

これは、カウンターポイント・リサーチが「iPhone 13」はiPhone 12に比べて大きな技術的進歩を示すものではないと考えているにもかかわらずである。

「たとえ『必須』スペックがなくても、米国ではiOSのユーザー基盤が古くからあるため、アップグレードへの需要は莫大なものになるだろう」と、カウンターポイント社の北米調査ディレクター、ジェフ・フィールドハック氏は述べた。「保有期間は4年に近づいている。iOSの忠実なユーザーは、新しいデバイスへの期待を胸にしているのだ。」

出典:カウンターポイント・リサーチ

出典:カウンターポイント・リサーチ

調査会社は、米国での5Gの展開が続けば、5G対応の携帯電話の人気が高まるだろうと指摘している。

「T-Mobileは中帯域(2.5GHz)の展開で5Gをリードしており、VerizonとAT&Tの中帯域(3.5GHz)の展開前にできるだけ多くのiOS加入者を獲得するために積極的に取り組むだろう」とFieldhackは続けた。

「アップルは、積極的なプロモーションで既存顧客と乗り換え顧客の両方をアップグレードさせており、ベライゾンはプレミアム5G加入者を取り逃がさないためにも、この流れに追随する必要がある」と同氏は述べた。「第4四半期のプロモーションは非常に高水準になり、アップルの追い風となるだろう。」