Google、サイバーセキュリティ企業Mandiantの54億ドルでの買収を発表

Google、サイバーセキュリティ企業Mandiantの54億ドルでの買収を発表

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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Googleは、SolarWindsのハッキングを発見したことで知られるセキュリティ企業Mandiantを買収し、同社を最終的にGoogle Cloudの一部とすると発表した。

最近の噂に続き、GoogleはMandiantの買収契約を確定したと発表した。Mandiantの評価額は45億ドルと推定されており、Googleは買収額を56億ドルとする。

「世界中の組織は、かつては主要政府を標的としていた攻撃の高度さと深刻さが、今ではあらゆる業界の企業を標的とするために利用されており、前例のないサイバーセキュリティの課題に直面している」と、グーグルクラウドのCEO、トーマス・クリアン氏は声明で述べた。

「Mandiant を Google Cloud に迎え、セキュリティ運用スイートとアドバイザリ サービスをさらに強化し、お客様が最も重要なセキュリティ課題に対処できるよう支援できることを楽しみにしています」と同氏は続けた。

Googleは、Mandiantの技術とスタッフが「Google Cloudの既存のセキュリティの強みを補完する」と述べている。Mandiantのサイバーセキュリティの実績には、SolarWindsのハッキングを発見したことが含まれており、このハッキングは米国国土安全保障省による米国財務省への広範なハッキング調査のきっかけとなった。

「サイバーセキュリティにおいて、これほど危機的な状況はかつてありませんでした」と、マンディアントのCEO、ケビン・マンディア氏は述べています。「2004年の創業以来、マンディアントの使命は、サイバー攻撃に対抗し、最新の脅威からお客様を守ることです。」

「そのため、Google Cloudと力を合わせることができ、大変嬉しく思っています」と彼は続けた。「共に専門知識とインテリジェンスを大規模に提供し、セキュリティ業界に変革をもたらしていきます。」

Googleによる買収は、依然としてMandiantの株主と規制当局の承認を必要としています。独占禁止法執行当局は、この買収によって競合他社や顧客によるMandiantのサービスや製品へのアクセスが制限されるかどうかを精査すると思われます。