アップル、未開発地でのホームレスキャンプをめぐりサンノゼ市と協議中

アップル、未開発地でのホームレスキャンプをめぐりサンノゼ市と協議中

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出典:リチャード・スコット(Vice経由)

アップルはサンノゼで潜在的な問題に直面している。近くの野営地が撤去されるにつれ、所有する未開発の土地にホームレスの人々が流入し始めているのだ。

CBS系列局KPIXは先週、ミネタ・サンノゼ国際空港近くのホームレス集団の住民が、アップルが所有するより広い土地へ移住していると報じた。

ミネタからアップルの敷地への住民流出は、サンノゼ市がここ数週間、連邦航空局(FAA)の要請を受けて空港で「強化清掃」を開始したことがきっかけとされている。現在、約55エーカーの雑多な土地には30人から100人の住民が暮らしており、その一部は2015年に1億3800万ドルで購入された。住民はRV、テント、車などに居住しており、Viceによると、ゴミ箱や簡易トイレも設置されているという。

アップル社の土地で暮らしてきたホームレスの人々は、同社や経営陣が彼らを敷地から追い出そうとしたことは一度もないと話している。

「追い出されないことに感謝しています」と、この区画に2年近く住んでいる住民のレニー・コロナさんはViceに語った。「ただ感謝したいだけです。彼らは私たちに迷惑をかけませんから」

犯罪は小さな問題であるようで、ゴミを散乱させている住民もいるが、「ティグス」と呼ばれる40歳の女性のように、この地域を良くしようと努力している人もいる。

「ここに住む人々に、私たちがより健康的な環境づくりに努めていることをアップルに知ってもらいたいのです」と彼女は語った。「環境に優しい環境を作り、水とエネルギーの消費システムを構築したいと考えています」

サンノゼ市議会議員のデイビッド・コーエン氏は、状況について話し合うためにアップル社と会談しようとしているとViceは報じている。

「私たちは会合を開き、そこで暮らす人々を助けるために何ができるか、そしてサービスを提供するための計画を立てるために話し合いを始めようとしている」とコーエン氏は語った。

報道によると、アップルは「解決策を見つけるために市と協議している」と述べた。

Vice報道では、Appleの敷地内の人口増加は空港関連の取り組みの直接的な結果ではない可能性も指摘されている。現在空港敷地内に住んでいるある人物は、Appleのキャンプが空港周辺から多くの人々を受け入れているという証拠は見ていないと述べた。一方、サンタクララ郡のメンタルヘルス・ホームレス支援チームの元スーパーバイザー、リチャード・スコット氏も同意見だ。

いずれにせよ、Apple の未開発の土地でのキャンプ地は急速に拡大している。

ホームレスキャンプのニュースは、カリフォルニア州の住宅不足緩和に向けた25億ドルの基金から資金を拠出するアップルの発表と重なった。同社は水曜日、この取り組みに10億ドルを拠出したと発表した。

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