Apple、Apple TV+の番組に広告を掲載する交渉中

Apple、Apple TV+の番組に広告を掲載する交渉中

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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メディアエージェンシーの報道によると、Appleは広告収入を増やす取り組みの一環として、Apple TV+の番組に広告を追加することを検討しているという。

Appleのプライバシー対策は、同社が広告に反対しているという印象を与えてきましたが、決してそうではありません。しかし、Appleはプライバシー機能を悪用して他社に対する優位性を得ようとしているという主張もあります。

その優位性は、同社が長年展開してきた検索広告サービスにあり、2025年までに60億ドル規模の事業に成長すると予測されている。

Digidayによると、AppleはApple TV+で広告販売を拡大しようとしているという。

複数の情報筋が、Appleの広告プラットフォーム担当副社長トッド・テレシ氏が広告ネットワークの幹部らと会談していると報じている。匿名のメディアエージェンシー関係者によると、テレシ氏との次回の会談は11月に予定されており、テレビ広告に関する内容になるという。

「テレシ氏は確かに広告事業の拡大に関心を示した」と情報筋は語った。「だが同時に、大きなチャンスがない限り、そして消費者との関係を危険にさらすようなことは決してしないという2つの条件を満たさない限り、アップルは何もしないと明言した」

「コネクテッドTVやストリーミングにおけるプレミアム在庫の開拓につながるものはすべてプラスになるだろう」と、この匿名のマーケティング幹部は続けた。「最後の砦はApple TVだ」

「Appleは、おそらく広告掲載量が少なく、非常に優れた広告体験を提供してくれるでしょう」と情報筋は語った。「彼らは既に収益源の面で非常に多様化しているので、大量の広告を掲載しなければならないというプレッシャーは少ないのです。」

広告表示が少ないということは、Apple TV+ではネットワークテレビほど1時間あたりの広告時間が長くならないことを意味します。とはいえ、「テッド・ラッソ」のような人気番組では、他の番組で現在一般的に行われているプロモーションではなく、冒頭に広告が表示されることは間違いないでしょう。

一方、Disney+は12月から広告付きの低価格プランを導入すると発表した。Netflixも同様のプランを検討していると報じられている。