マイク・ピーターソン
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モスクワの画像。クレジット:Unsplash
ウェドブッシュのアナリストによると、ウクライナ危機が続く中、ロシアからの撤退というアップルの動きに他のテクノロジー大手も追随する可能性が高いという。
3月初旬、Appleはロシアでの販売を停止しました。AppleInsiderが木曜日に閲覧した投資家向けメモの中で、ウェドブッシュの主任アナリスト、ダニエル・アイブス氏は、ロシアでの販売停止は「今後加速するテクノロジートレンド」であると記しています。
「今週、アップルがロシアでの自社製品販売を禁止する動きを見せたことで、ウクライナで起きている恐ろしい残虐行為を考えると、今後数週間でさらに多くのテクノロジー企業が同様の措置を取り、ロシアへの供給を停止すると予想される」とアイブズ氏は書いている。
アップルはロシアに実店舗を持たないものの、オンラインストアやサードパーティの小売店を通じて製品を販売していた。クパティーノを拠点とするこのテクノロジー大手は、3月初旬にその全てに終止符を打った。
テクノロジー業界への影響に関しては、アナリストは「FAANG銘柄やソフトウェア/チップエコシステムなどの大手テクノロジー企業へのエクスポージャーは、世界的な足跡と比較すると誤差程度である」と書いている。
アイブズ氏は、最悪のシナリオの予測として、米国のテクノロジー業界がロシアから完全に撤退した場合、収益に1~2%の影響が出ると書いている。
「世界が見ている目の前でロシアによる悲痛なウクライナ侵攻が繰り広げられていることを考えると、これは市場が喜んで拍手喝采する動きだ」とアイブズ氏は付け加えた。
アイブス氏は、消費者向け製品・サービスに加え、サイバー戦争の到来を背景に、サイバーセキュリティ分野も急成長を遂げると考えている。現在の世界情勢は、パロアルトネットワークス、チェックポイント、クラウドストライク、パランティアといった企業にとって更なる成長の追い風となるだろうと、同アナリストは付け加えた。
「テクノロジー業界にとって非常に神経質な投資環境において、サイバーセキュリティ部門は明らかに強みのある分野であり、現在の水準ではオーバーウェイトになると考えている」とアイブズ氏は書いている。
アイブス氏はアップルのアウトパフォーム評価と12カ月後の目標株価200ドルを維持した。