Appleは広告識別子の推進で「クッキー追跡」アプリを拒否すると報道

Appleは広告識別子の推進で「クッキー追跡」アプリを拒否すると報道

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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Appleは「Cookieトラッキング」方式を使用するアプリのiOS App Storeへの登録を拒否していると報じられており、同社が開発者に自社のファーストパーティ広告識別子技術を使用させるべく、より積極的な動きを見せている可能性を示唆している。

TechCrunchは業界筋を引用し、AppleのApp Reviewチームが、いわゆる「Cookieトラッキング」技術(別名「Safariフリップフロップ」または「HTML5ファーストパーティCookie」)を活用する開発者のソフトウェアを積極的に拒否していると主張している。この手法は、かつて広告サーバーが価格モデルを生成する際に特定の視聴者をターゲットにするために使用していたユニークデバイス識別子(UDID)トラッキングの代替として導入された。

2011年、プライバシーへの懸念から、Appleは開発者によるUDIDへのアクセスを廃止しました。これにより、広告主は特定のユーザーに直接広告をターゲティングする手段を失いました。当時、一部の広告ネットワークは、デバイス固有のデータを使用しないアプリは収益が24%減少すると主張していました。

Appleが2012年3月にUDIDトラッキングを使用するアプリを全面的に拒否し始めた後、開発者はMACアドレスとOpenUDIDアセットを用いた二次的なトラッキング手法に目を向けました。その代替手段の一つが、モバイルSafariにおけるブラウザCookieトラッキングでした。

Apple は広告主向けに「広告識別子」と呼ばれる独自のツールを発行したが、開発者は単一のデバイスに結び付けられ、無効にするのが困難だったため、古い回避策に固執する傾向があった。

広告識別子について説明している Apple の「About」ページから引用します。

iOS 6 では、広告ネットワークが広告主による追跡方法の使用をより細かく制御できるようにするために使用する、非永続的かつ非個人的なデバイス識別子である広告識別子が導入されています。

そのため、Apple は iOS 6 で初めて導入された「広告トラッキングを制限」設定ボタンを使用して、トラッキングツールのオプトアウトを導入しました。

Apple が最近拒否した意図は不明だが、情報筋によると、この行動は広告識別子方式のより広範な推進を示す可能性があるという。