インド当局、iPhone部品工場の火災を調査

インド当局、iPhone部品工場の火災を調査

チャールズ・マーティンのプロフィール写真チャールズ・マーティン

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火災現場は、現在タタが所有するこの旧ペガトロン工場だ。

9月28日、インド・ホスールにあるiPhone部品を供給している工場で火災が発生し、工場は一時閉鎖を余儀なくされた。

タミル・ナードゥ州当局は、現在タタ・エレクトロニクスが所有する旧ペガトロン工場で発生した火災の捜査を行っている。同社関係者によると、火災は化学物質の保管場所から発生したという。

地区行政官K・M・サラユ氏によると、火災は「完全に消し止められた」ものの、作業員2名が煙の影響で入院した。2名ともその後退院した。

当局は、工場が月末までに再開される可能性は「低い」と述べている。タタの幹部は、火災の原因を調査中であり、従業員の安全確保に向けた措置を講じると述べた。

州都チェンナイの鑑識チームも捜査を行う予定だ。アップルはiPhoneの製造において、ベトナムやブラジルのサプライヤーに加え、インドへの依存度を高めている。

2023年2月には、iPhoneケーブルを製造していたアーンドラプラデーシュ州のフォックスリンク工場でも同様の火災が発生した。この事故で死傷者は出なかったものの、建物が部分的に崩壊し、部品サプライヤーは1,200万ドルの損害を被った。

ロイター通信によると、火災がタタ・コンプレックス内の周囲の建物に被害を与えたかどうかはまだ不明だ。他の建物の一つでは、2024年末までにiPhoneの組み立て作業が開始される予定だという。