ティム・クック氏、次期アップルCEOは「複数人」の可能性を示唆

ティム・クック氏、次期アップルCEOは「複数人」の可能性を示唆

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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ティム・クック(出典:BBC)

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、後任は社内から選ぶと決意しており、取締役会に複数の選択肢を与えるよう取り組んでいると述べた。

ティム・クック氏は2021年、今後10年以内にAppleを去る可能性が高いと発言しました。そして、同社が当然のように後継者計画を持っていると報じられています。どの企業でも後継者計画はありますが、Appleはスティーブ・ジョブズ氏の後継者選びに関して秘密主義的だったことで批判されてきました。そして、同社は今もなお、クック氏の後任について公に語っていません。

ティム・クック氏はBBCのポッドキャスト「デュア・リパ:アット・ユア・サービス」のインタビューで、複数の後継計画が進行中であることを明らかにした。

「現在、当社は後継者計画に取り組むことを重視する企業であり、非常に詳細な後継者計画を策定しています」と彼は語った。

「予測できないことはいつでも起こり得るからね」と彼は続けた。「明日は縁石を踏み外すかもしれない。そんなことが起きないことを願うよ」

インタビュアーのデュア・リパはクック氏が後継者は誰なのかと問い詰めたが、名前は挙げなかったものの、複数の可能性があると明かした。

「(名前は)言えません」と彼は言った。「でも、私の仕事は、何人かの人材が成功できるように準備することだと言えます」

「私は、次のCEOはアップル社内から出てほしいと心から願っている」と同氏は続けた。「だから、取締役会が選べる候補者が複数いるようにするのが私の役割だ」

クック氏は10年以内に退社するという発言については詳しく語らなかったが、リパ氏は同社の環境活動の影響を見るために2050年にアップルに残っているかどうか尋ねた。

「2050年はちょっと無理があるかもしれない」と彼は言った。「どれくらいそこにいられるか分からない」

「あそこが大好きだし、あそこに行かない人生なんて考えられない」と彼は続けた。「だから、しばらくはあそこにいるつもりだ」