GoogleはWWDCに先立ち、マップの「次の次元」を発表する。

GoogleはWWDCに先立ち、マップの「次の次元」を発表する。

AppleInsiderスタッフのプロフィール写真AppleInsiderスタッフ

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AppleがGoogle Mapsから移行すると予想される中、この検索会社は来週サンフランシスコでイベントを開催し、「Google Mapsの次世代」を披露すると約束するなど、宣伝活動を始めた。

招待者限定のイベントは、来週の水曜日、6月6日午前9時30分(太平洋標準時)に開催されます。報道関係者は金曜日のイベントに招待されました。

グーグルのマップおよび地球サービス担当副社長、ブライアン・マクレンドン氏が登壇予定。同社によると、マクレンドン氏は今後登場する機能を「先行公開」する予定だ。

このイベントのタイミングは注目に値する。Appleが毎年恒例のWWDC(世界開発者会議)の開幕を飾る基調講演の1週間前を控えているからだ。同社はiOSオペレーティングシステムの次期メジャーバージョンを披露すると広く予想されており、Googleの地図サービスに依存している現行のマップアプリに代わる、Appleが独自に開発した全く新しいマップアプリを搭載する。

Appleの新しいマッピングソフトウェアの最大の特徴は、3Dビューだと考えられています。この期待される機能は、Appleが2010年にスウェーデンの3Dマッピング企業であるC3 Technologiesを買収した際に獲得した技術に基づいていると考えられます。

Google マップ イベントの招待状は金曜日に送信されました ( CNet経由)。

Appleが独自の地図ソフトウェアを開発するという計画は、以前から進められていたようです。2009年にはGoogleマップの競合企業Placebaseを買収し、2010年にはオンライン地図サービス企業のPoly9を買収しました。さらに、iOSのマップアプリに独自の位置情報データベースを導入しました。

Appleは2011年4月に「クラウドソーシングによる交通データベースの構築のため、匿名の交通データを収集している」と公表しており、iOS 6向けの新しいマップアプリでも交通状況が重要な役割を果たす可能性がある。同社は米国議会に対し、「改良された交通サービス」を「今後数年」内に開始すると明らかにした。

Googleの会長エリック・シュミット氏は1年前、同社とAppleがiPhone向けの地図と検索技術の提供を継続する契約を更新したことを明らかにし、この契約が「長期にわたって続く」ことを期待すると述べた。この発言により、少なくとも当面は、AppleがiPhoneからGoogleの地図技術を廃止する計画が差し迫っているという憶測は一段落した。