サム・オリバー
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メリーランド州のアランデル・ミルズ・モールにある2店舗が、アップル正規修理店を装って偽造アップル製品や部品を数百点販売していることが警察によって発見された。
メリーランド州警察が偽造アップル製品を押収。写真提供:WBAL TV
メリーランド州ボルチモアのWBALテレビによると、警察は店舗で見つかった商品の価値を約8万9000ドルと見積もっている。報道によると、偽造品はショッピングモールのサイバーイオン店とSTテックプロズ売店への捜索で押収されたという。
押収された製品には、スマートフォンの外観を一新できるカラーiPhoneコンバージョンキットが含まれていた。しかし、これらの部品にはAppleの公式ロゴが不適切に装飾されており、偽造品が本物であると顧客に思わせるような印象を与えていた。
その他の偽造部品には、iPhoneとiPad用のカバー、ケース、交換用スクリーンなどが含まれていました。警察はAppleの担当者にこれらの品物を検査させ、偽造品であることを確認しました。
メリーランド州警察が偽造アップル製品を押収。写真提供:WBAL TV
これらの店は、アップル社製ではない部品にアップルのロゴを付けるだけでなく、偽造品であることを隠すために部品の上に黒いステッカーを貼るなどの行為も行っていたとされている。
当局はまた、無許可の修理店がiPhoneを回収し、内部部品をAppleが製造・提供していない粗悪な部品に交換していたと述べた。今回の強制捜査は7ヶ月に及ぶ捜査の末に実施された。
偽造品への対処はアップルにとって新しい問題ではないが、同社の模倣品によるトラブルのほとんどは米国ではなく中国から発生する傾向にある。中には中国に偽のアップルストアを丸ごと建てるところまで至っている企業もある。
アップルのiPhone専用ケースメーカーであるオッターボックスも今月、偽造品の製造を停止し、ニューヨークに拠点を置くS&Pトレーディング社を相手に200万ドルの訴訟勝利を収めたと発表した。