スウォッチは「もう一つの事」の商標はAppleではなく刑事コロンボと関連があると主張

スウォッチは「もう一つの事」の商標はAppleではなく刑事コロンボと関連があると主張

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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時計メーカーのスウォッチの広報担当者によると、同社のスイス商標「One More Thing」は、実はテレビ番組「刑事コロンボ」のセリフを参考にしたものだという。

同社は様々なカテゴリーでモデル名とコレクション名を商標登録していると、担当者はTechradarに語った。これらの名前の中には、映画や料理といったテーマに沿ったものもある。

「今回の場合、名前はコロンボ警部の『あと一つだけ』という発言にインスピレーションを得たもので、明らかに我々のデザインチームは『フィルム・ノワール』にインスピレーションを得たコレクションを発表する予定だ」と関係者は主張した。

スウォッチは現在、「フィルム・ノワール」の名を冠した時計やコレクションを展開していない。商標登録を11月に申請したばかりなので、今後開発が進む可能性はあるだろう。

「もう一つ」という言葉は、アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズがプレスイベントで重要な製品を紹介する際によく使っていたフレーズでもありました。スウォッチはまた、「Tick different(違う点を指摘)」というフレーズの商標登録を申請しています。これは、アップルの廃止されたスローガン「Think Different(違う点を指摘)」をもじったものです。

Swatchはまだスマートウォッチの世界に参入していないものの、Apple Watchの購入を検討している人々の注目を集めようとしているのかもしれない。Swatchの製品の多くはApple Watchよりも安価だが、価格差は小さいため、Apple製品に多少の出費を惜しまない人もいるかもしれない。

2014年5月、Swatchは、Appleが複数の国で「iWatch」という名称を商標登録しようとしていることに異議を唱えると発表しました。理由は、同社の「iSwatch」ブランドとあまりにも類似しているというものでした。Appleは最終的にiWatchという名称の使用を見送る決定を下しましたが、SwatchはAppleを提訴する予定はないと公言しているため、これがSwatchのせいかどうかは定かではありません。Apple TVとApple Musicをはじめ、他にもAppleを先導する命名モチーフを採用している製品がいくつかあります。