ロジャー・フィンガス
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プレイステーションの販売とコスト削減策により、ソニーの12月四半期の営業利益は全体で11%増加したが、イメージセンサーの生産は低迷した。これは、アップルからのiPhone向け受注減少を反映している可能性がある。
ロイター通信によると、吉田憲一郎CFOは記者会見で、「ハイエンドスマートフォン市場の減速により、11月以降、一部顧客からのイメージセンサーの需要が鈍化している」と述べた。第3四半期のイメージセンサーを含むデバイス売上高は前年同期比13%減少し、同セグメントの損益は前年同期の538億円(4億4,430万ドル)の利益に対して117億円(9,662万ドル)の損失となった。
同社のモバイル部門の売上高は15%減少した。ソニーのXperiaスマートフォンは概ね好評だが、iPhoneやサムスンのGalaxy製品ほど売れているわけではない。
ソニーはiPhone向けの唯一のイメージセンサーサプライヤーであると考えられており、iPhoneの生産の変化は同社に大きな影響を及ぼす可能性がある。
火曜日の決算発表で、AppleのCEOティム・クック氏は、3月期のiPhone販売が史上初の減少となる可能性が高いと認めた。これは、Appleが同四半期に30%の生産削減を実施するという主張と一致する。Foxconnを含む他の多くのAppleサプライヤーも同様に苦戦を強いられている。