Dell、Windows 7搭載のコンセプトタブレットをプレビュー

Dell、Windows 7搭載のコンセプトタブレットをプレビュー

ダニエル・エラン・ディルガーのプロフィール写真ダニエル・エラン・ディルガー

· 1分で読めます

Dellは価格や発売日を明かさずに、Windows 7を搭載した10インチタブレットの非動作プロトタイプの公開を開始した。

CNETの報道によると、この製品は「より高いモビリティを必要とするユーザーや、制御、セキュリティ、管理性、既存のインフラストラクチャ投資との統合を求める IT 組織」を対象としているという。

Dell Streakブランドではなく「Windows 7 Business Tablet」と名付けられたこの製品コンセプトは、Intelプロセッサを搭載する必要があるという点を除けば、具体的な内容は乏しい。先月、MicrosoftはWindows 7をAppleのiPadで使用されているARMアーキテクチャに移植する計画を発表したが、実現には少なくとも2年かかるとしていた。Dellは、このコンセプトを「今年後半」に市場に投入したいと考えているという。

Dellの法人顧客向け製品グループ担当副社長、Steven Lalla氏は、「企業がWindowsを求めるのは、それがIT管理スキームに適合しているからだ」と述べ、さらに「Androidがそうではないと言っているわけではない」と付け加えた。

IT 管理スキームに Windows を組み込む必要がない人向けに、Dell は Android を実行する同じハードウェアを提供する予定です。これまでのところ、ほとんどの Android タブレットは iPad などの ARM デバイスを中心に構築されていることを考えると、これは興味深い選択です。

Apple自身も、iPadに搭載する独自のA4 SoCの設計を決定する前に、2007年後半にIntelのAtomモバイルチップを評価していたとされています。また、Appleは、フォーチュン500企業のほとんどがiPadを自社のIT管理体制に組み込むことに熱心だったと宣伝しています。

Dellのイベントで、IntelはPC市場がモバイル化しているという証拠に反論したようで、Intelのアーキテクチャー・グループ副社長リック・エシェバリア氏は「PCが環境に適応できることが証明されてから30年が経った」と主張し、「PCの終焉の噂は大いに誇張されている」と付け加えた。