アップル、グッチの親会社と提携し、従業員向け新アプリを開発

アップル、グッチの親会社と提携し、従業員向け新アプリを開発

Mike Wuertheleのプロフィール写真マイク・ワーテル

· 1分で読めます

マレーシア、クアラルンプールのグッチ ストア

アップルは、高級ファッショングループ、ケリングの世界中の店舗のスタッフが使用する一連の新しいアプリという最新の取り組みにより、高級ファッションビジネスへの足場を築き続けている。

この動きは、iOSデバイスを主に大企業に普及させることを目的としたAppleのエンタープライズ向け取り組みの最新のものです。この最新プロジェクトでは、グッチ、イヴ・サンローラン、ブシュロン、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーンなど、世界各地に点在する12以上の高級ブランドストアに、一連のアプリが展開される予定です。

ロイター通信月曜日に報じた提携に関する記事では、提供されるサービスについてはほとんど触れられておらず、アプリスイートによって店舗は「Yoox Net-A-Porterとのeコマース活動をより詳細に管理できるようになる」としている。Yoox Net-A-Porterは、2015年の合併により設立されたオンラインファッション小売業者で、年間約2,400万人のユニークビジターを抱え、ニュージャージー州と東京に国際倉庫を構えている。

Appleの関係者によると、同社を代表して発言する権限はないものの、この提携はモビリティ・パートナー・プログラムの一環であるとのことだ。Appleのモビリティ・パートナー・プログラムは、Appleのテクノロジーをビジネスアプリ市場に展開することを目的としています。このプログラムは双方向で行われ、Appleは企業と協力して開発者との議論やトレーニングを行い、企業はAppleにフィードバックを提供します。

IBM、Cisco、Deloitteなどとの広く報道されている契約は、関連する「MobileFirst for iOS」イニシアチブの一環であり、iPadハードウェアのリース、デバイス管理、セキュリティ、分析、モバイル統合、オンサイト修理などを大企業に委託しています。モビリティ・パートナー・プログラムは、ハードウェアとソフトウェアのパッケージではなく、ソフトウェア・ソリューションに重点を置いています。

Apple は、このプログラムが「従業員に力を与え、生産性の新しい時代を先導する」ものであると述べる以外、Mobility Partner Program について公にほとんど何も語っていない。