マイキー・キャンベル
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Google CEO ラリー・ペイジ。 | 出典: Google+ 経由のラリー・ペイジ。
Wiredとのインタビューで、GoogleのCEO兼共同創業者であるラリー・ペイジ氏は、テクノロジーの現状について自身の見解を述べ、AppleやFacebookのような企業は競争よりもイノベーションにもっと多くのリソースを投入すべきだと語った。
ワイアード誌による長時間のインタビューでは、ペイジ氏がグーグルで働き始めた頃や同社のグーグルXプロジェクトでの取り組みについて触れられており、その中で同CEOは、ハイテク企業が既存製品のバージョン変更に取り組むのではなく、次なる大物を生み出すイノベーションにもっと注力すべき理由について自身の考えを語った。
ペイジ氏は、同社の経営陣が競争に過度に注意を払っていると懸念を表明した。故スティーブ・ジョブズ氏がGoogleのモバイルOS「Android」について「熱核戦争を起こす」と発言した具体的な事例について問われると、ペイジ氏は「あれは一体どれほどうまく機能しているんだ?」と皮肉を込めて答えた。
「しかし、競争のおかげで本当に素晴らしいことが起こったという実例を見つけるのは難しい」とペイジ氏は言う。「似たようなことをしている他の会社を叩きのめすことしかできないなら、仕事に来るのがどれほど楽しいことだろうか?」
インターネット検索大手の実験製品ラボであるGoogle Xについて語ったペイジ氏は、画期的な進歩と漸進的でない変化が鍵だと述べ、なぜAppleのようなテクノロジー大手がこうした目標に向けて膨大なリソースを使わないのか疑問を呈した。
「Appleはごく限られたことしかやっていない、それでうまくいっていると言う人もいるかもしれない。しかし、私はそれで満足できない」とペイジ氏は述べ、投資家が資金投入を懸念する「突飛なこと」こそが、結局のところ最も大きな意味を持つものだと付け加えた。ペイジ氏はYouTube、Chrome、Androidを例に挙げ、「突飛なことをやっていないなら、間違ったことをしていることになる」と述べた。
新製品に関して、ワイアードはグーグルの最新のソーシャルネットワーキングサービスであるグーグル+がフェイスブックとの競争の結果なのかと質問したが、ペイジ氏はその考えを否定した。
「私の考えとは違う」と彼は言った。「確かに、Facebookはその分野では強い企業だ。しかし、彼らの製品は本当にひどい出来だ。我々が成功するには、他の企業が失敗する必要があるだろうか?いいえ。我々はむしろ違うことをしているんだ。」