小型iPadは学校やゲーマーへのAppleの売上を押し上げると予想される

新たな分析によれば、より小型で手頃な価格のiPadは、学校や学生だけでなく、モバイル機器でゲームをする人々の間でもAppleのタブレットの売り上げを伸ばす可能性があるという。

バークレイズ・エクイティ・リサーチのベン・A・ライツェス氏は、最近の調査結果から、Appleが今秋iPadのラインナップを拡充する計画があると考えていると述べた。様々な噂で、Appleが7.85インチディスプレイを搭載し、1,024×768ピクセルの解像度で動作する小型デバイスを検討しているという憶測が繰り返し流れている。これは初代iPadおよびiPad 2と同じ解像度だ。

「会社側の以前のコメントにもかかわらず、我々は、より小型で低価格のタブレットがiPadブランドとiOSエコシステムの質を低下させるとは考えていない」とライツェス氏は火曜日の投資家向けメモに記した。

むしろ、より小型で安価なiPadが、教育や電子書籍分野でのタッチスクリーンタブレットの利用を促進するのに役立つと彼は考えている。小型のiPadはタブレット市場の拡大に寄与し、2015年には販売台数が3億5000万台に達するだろうと彼は述べた。

さらに、ライツェス氏は、iPadの小型化がゲーマーの間で売上を伸ばすだろうと考えています。彼は、iOSゲームが今後もAppleにとってより大きなプラットフォームになっていくと予想しています。

アナリストは、iPadの小型化により既存の9.7インチモデルの売り上げが一部食いつぶされるだろうと認めたが、Appleの総対象市場を拡大し、より低価格の競合製品に対抗できるという点では価値あることだと考えている。

ライツェス氏は、16ギガバイトのiPad 2が3月に399ドルに値下げされたことが、Amazonの199ドルのKindle Fireに対抗する上で大きな効果を発揮したと指摘した。今月初め、IDCはKindle Fireの出荷台数が2011年第4四半期の16.8%の市場シェアから2012年第1四半期にはわずか4%に急落したと発表した。

しかし、Amazon は今年、現行の 7 インチタイプよりも大きな新モデルを投入して Kindle Fire のラインナップを拡大すると予想されており、これに応じて Apple も iPad のラインナップを拡大する可能性がある。

ライツェス氏は火曜日、アップルがMacプラットフォームをより手頃な価格にするために、現行のローエンドモデルより200ドル安い800ドルの新型MacBook Airを発売すると予想していると述べた。799ドルのMacBook Airの噂は先週初めて報じられた。