AppleInsiderスタッフ
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アップルのCEOティム・クック氏は水曜日、アップルパークの内部を垣間見る貴重な機会となった。動画では、カフェテリアのドア、床から天井まで届く巨大な電動のガラスパネル2枚がスライドして開き、建物の自然換気を実現している様子が紹介された。
クック氏はツイートでタイムラプス動画を公開し、「アップルパークでのランチタイムがさらにエキサイティングになった」と述べた。
ツインドアは、アップルパークのメインの「宇宙船」ビルに最初に設置された設備の一つです。パネルはカフェテリアへの入り口としてだけでなく、風雨から建物を守る役割も果たしています。1月にドローンで撮影された映像では、ガラスドアが建物の周囲の大部分を覆っていることが確認されています。
クック氏の動画は、この印象的な建築的特徴を実際に目にすることができる最初の動画の一つです。今週以前にドアが作動していたかどうかは不明ですが、Appleは過去にこの仕組みを宣伝してきました。現在、Apple Parkビジターセンターで開催されているARKitを使った包括的なプレゼンテーションの一環として、ドアが実際に動く様子をチラ見せしています。
アップルは、直営店でも同様の構造と大量のガラスを採用し、屋内と屋外の空間を隔てる人工的な障壁を排除しています。例えば、サンフランシスコの旗艦店は、アップルパークに採用されているものと同様のガラスのスライドドアで開放感を演出しています。一方、ドバイのアップルストアでは、天候に応じて開閉するカーボンファイバー製の「ソーラーウィング」を通って広いバルコニーに出ることができます。
以前は「キャンパス2」と呼ばれていたアップルパークは、2011年に故スティーブ・ジョブズ氏によって初めて公開されました。この巨大なキャンパスの建設は、かつてヒューレット・パッカードが所有していた敷地の既存の建物の取り壊しとともに2014年に始まりました。
アップルは2017年初頭、新本社の正式名称を「Apple Park」と発表し、年末までに全従業員1万2000人が移転する予定だと発表しました。2月にApple Parkがアップルの正式住所となった時点では、従業員はまだ移転作業を進めていましたが、その後移転作業は完了しています。