アップルがスパイク・ジョーンズのHomePod広告制作の珍しく爽快な映像を公開

アップルがスパイク・ジョーンズのHomePod広告制作の珍しく爽快な映像を公開

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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スパイク・ジョーンズが監督し、ミュージシャン兼ダンサーのFKAツイッグスが主演する、Appleの最近のHomePodコマーシャル「Welcome Home」の制作が公開され、CGIよりも実写効果に頼っていることがわかる。

Adweekが公開した動画には、ジョーンズと振付師のライアン・ヘフィントン、そしてムーブメント・コーチのテオ・ロウへのインタビューが収録されている。パフォーマーのFKAツイッグスは主役のオーディションを受けた数人のうちの一人に過ぎなかったこと、そしてこのCMの部屋を広く見せる特殊効果は実際には比較的コンピューターグラフィックスに頼っていないという事実も紹介されている。

この広告の撮影は、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』での撮影で最近アカデミー賞にノミネートされたホイテ・ヴァン・ホイテマが担当した。

ジョーンズはミュージックビデオと長編映画の監督として広く知られています。彼の代表作には、Siri風のデジタルアシスタントとのロマンスを描いた映画『her/世界でひとつの彼女』や、『かいじゅうたちのいるところ』、『マルコヴィッチの穴』などがあります。彼がこれまでに仕事をしたミュージシャンには、レディー・ガガ、アーケイド・ファイア、LCDサウンドシステム、ビースティ・ボーイズなどがいます。

AppleはHomePodの売上に満足していると主張しているが、一部報道では予想を下回っていると報じられている。これは、AmazonやGoogleのほとんどのスマートスピーカーよりも高い349ドルという価格と、AppleInsiderを含む多くのメディアによるSiriの使い勝手の悪さへの不満が原因と考えられる。Appleのマーケティングは音楽に重点を置き、スマートホーム機能などは影に追いやられている。

同社は、2018年後半の発売に向けて、より安価なHomePodモデルを開発中との噂がある。それでも価格は150ドルから200ドルの間になる可能性もあり、Google Home MiniやAmazon Echo Dotの49ドルから50ドルを大きく上回ることになる。