アップルの「宇宙船」キャンパスの建設は2016年まで完了しない可能性

アップルの「宇宙船」キャンパスの建設は2016年まで完了しない可能性

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アップルが火曜日にクパチーノ市に提出した建設スケジュールによれば、同社は2014年までプロジェクトに着手できない可能性があり、キャンパスの完成予定日は2016年まで延期される可能性があるという。

ブルームバーグが発見した最新の提案は11月14日に提出されたもので、アップルは2012年に着工したいと考えていたが、環境影響報告書は来年6月まで完成しない可能性があると指摘している。

「2013年に着工する可能性はあるが、それは全てが順調に進んだ場合だけだ」とクパチーノ市の市長デビッド・ブラント氏は述べ、市議会の承認と住民の反対がないことが大きな鍵だと指摘した。「プロジェクトは少し遅れている」

同誌によると、11月14日に提出された図面には、以前の報道で公開されたのと同じレンダリングが含まれており、講堂が近隣の道路から離れた場所に移転される以外は、当初の計画から大きな変更はないという。どうやら、Appleの更新された申請書は、以前ヒューレット・パッカードが所有していた176エーカーの敷地から土を一切動かすことなく、この大規模な事業を完了する方法を提示しているようだ。

ブラント氏は、市は8月に提出された変更案を知ったが、11月に申請したため、2013年初頭の承認は現実的ではないと述べた。アップルは当初、複合施設を2015年までに完成させる計画だった。

アップルが提案するキャンパス2の設計図と仕様は、2011年6月にクパチーノ市議会で故スティーブ・ジョブズ氏によって明らかにされた。その後数カ月の間に、円形4階建てのメインビルの画像など、プロジェクトのさらなる詳細が「リーク」された。このメインビルは延床面積280万平方フィートで、世界最大級の建物の一つとなる。

クパチーノ市のコミュニティ開発担当ディレクター、アーティ・シュリヴァスタヴァ氏は、最近提出された計画は感謝祭後にオンライン公開される予定だと述べた。市は現在、予想されるトラフィックの急増に対応するため、追加サーバーを準備している。