マルコム・オーウェン
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Epic Games対Appleの裁判が3週目、最終週に入る中、Apple CEOのティム・クック氏は過去の裁判の弁護士らとともに毎日何時間も証言の練習をしていると報じられている。
EpicとAppleの訴訟は法廷での審理が終盤に差し掛かり、双方とも最良の証人と主張を展開し、力強い決着を目指すとみられる。Apple側としては、ティム・クック氏の出廷もその一環となるだろう。
Appleの代表として、クック氏はEpicの弁護士からの厳しい質問や主張に答える必要がありそうだ。AppleがApp Storeで独占的な運営を行っていないことを裁判所に納得させようとするからだ。公の場での発言に精通し、過去には議会で証言した経験もあるクック氏は、裁判所に出廷する前にある程度の準備をしていたようだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルの情報筋によると、アップルのCEOは、法務チームが選んだ元検察官らと証言台での予想される経験をシミュレートする練習を行い、出廷の準備を進めていたという。
Appleは以前、裁判所に対し、クック氏が同社の中核的価値観に加え、競争と事業運営に関するその他の話題について発言すると通告していた。また、クック氏はApp Storeの存在が開発者にもたらす経済的利益について、そしてEpicの訴訟は利他的な目的ではなく、Appleからより有利な条件を引き出そうとする試みである点についても言及すると予想されている。
クック氏は裁判に先立ち、既にエピックの弁護士と長時間にわたり協議を重ねてきた。2月、裁判所はアップルのCEOであるクック氏に対し、7時間に及ぶ証言録取を行うよう命じ、アップルが提示した4時間の証言録取という妥協案を却下した。
クック氏の証言に注目が集まる中、今後数日間で証言台に立つApple幹部はクック氏だけではないだろう。元マーケティング責任者でAppleフェローのフィル・シラー氏と、ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのクレイグ・フェデリギ氏も出席する予定だ。
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