「iPhone 12」のサプライチェーン調査により、ウェドブッシュはAAPLにますます強気

「iPhone 12」のサプライチェーン調査により、ウェドブッシュはAAPLにますます強気

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: アンドリュー・オハラ、AppleInsider

ウェドブッシュによる最近のサプライチェーン調査により、同投資銀行は「iPhone 12スーパーサイクル」説にさらなる自信を抱くようになった。

AppleInsiderが入手した投資家向けメモの中で、主任アナリストのダニエル・アイブス氏は、2020年モデルのiPhoneの生産と潜在的需要の両方が「全面的に」増加していると述べている。

アイブス氏は、Appleの「iPhone 12」シリーズの出荷開始は10月頃になると考えているが、実際には9月下旬に開催されるバーチャル製品発表イベントで発表される予定だ。アイブス氏は、このデジタルイベントの発表は「数週間以内」になる可能性があると付け加えた。

より具体的には、ウェドブッシュ氏は、Appleとそのサプライチェーンが6.7インチの「iPhone 12 Pro Max」の需要増加を予測していると見ている。これは、アイブス氏が「10年に一度」と評するAppleの発売に向けて、「iPhone 12」への期待を高めている。

「数か月前は5G対応のiPhone 12の出荷数は6500万~7000万台が限界だったが、現在は7500万台を超え、8000万台というストレッチゴールがあると考えている」とアイブズ氏は書いている。

アイブス氏は、これがアップルにとって何を意味するのかと言うと、「iPhone 12」は2014年のiPhone 6以来、最も重要かつ成功した製品サイクルになる可能性があると述べた。新型コロナウイルスの影響で消費者の需要が低迷しているにもかかわらず、アイブス氏は2020年のiPhoneは同社にとって決定的な一章となる可能性があると述べた。

アナリストが以前のレポートで述べたように、2020年から2021年にかけて、iPhoneのアップグレード全体の約20%が中国で発生する可能性があるため、中国は引き続きAppleの5Gアップグレードサイクルの要となるだろう。

アイブズ氏は、サービス部門の株価を9000億ドル(時価総額15倍)とアップルのハードウェア部門の株価を1兆7000億ドル(時価総額7.3倍)の合計評価額に基づき、12カ月後のAAPL目標価格を150ドルに維持した。

一方、アナリストは、ウォール街の株価上昇と更なる格付け見直しが相まって、ウェドブッシュは「強気の理論に強い確信を持っている」と指摘した。目標株価を175ドルとした場合、サービス部門の株価は1兆1000億ドル、ハードウェア部門の株価は2兆ドルとなり、同様の倍率が適用される。