マイク・ピーターソン
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モルガン・スタンレーのデータによると、アップルのApp Storeの成長は同社の予想を上回った。
投資銀行モルガン・スタンレーによると、アップルのApp Storeの成長は数年ぶりの高水準に達し、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中でも電子機器に対する消費者支出は改善し続けている。
AppleInsiderが水曜日に確認した調査メモの中で、モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティ氏は、同社がITハードウェア業界のさまざまな側面で改善を追跡していると述べた。
まず、予備データによると、App Storeの成長は4-6月期に好調なスタートを切り、純収益は前年同期比31%以上増の17億ドルに達した。これは、同社が以前予想していた前年同期比18%増を大きく上回る数字だ。
App Storeのダウンロード数も前年同期比で40%増加し、モルガン・スタンレーがダウンロード数のデータを追跡し始めた2015年以降、最大の増加となった。アナリストは、各国が新型コロナウイルス対策のロックダウン措置を緩和し始めた6月四半期にApp Storeの成長率がピークを迎えると予想しており、これが好調な業績を牽引している主な要因だとハバティ氏は考えている。
アップルにとってもう一つの有望な指標として、ヒューバティ氏は消費者の電子機器への支出意欲が引き続き向上していると書いている。
モルガン・スタンレーのアルファワイズ・サービスが調査した2,000人の回答者によると、支出を増やすと答えた回答者が増え、支出を減らすと答えた回答者が減ったため、現在および将来の消費者向け電子機器への支出意向は先週最高レベルに達した。
ヒューバティ氏が指摘するように、投資家は株価上昇が政府の景気刺激策によるものなのか、それとももっと持続可能なものなのか疑問を抱いており、これは注目すべき重要な指標だ。
クレジット: モルガン・スタンレー
モルガン・スタンレーも中国の空気質グラフの一部を更新し、深センや鄭州などの都市におけるアップルのサプライチェーンが5月4日時点で歴史的に「正常」なレベルに達したことを示した。
最後に、アナリストは、各国が渡航制限を緩和するにつれて、Appleは店舗の再開を継続すると予想していると述べた。5月7日までに、Appleは韓国、オーストリア、オーストラリアのApple Storeを含む、実店舗510店舗のうち75店舗を再開する予定だ。
同投資銀行は今後数週間、中国からの初期のアップルの需給データやIDCのITハードウェアデータなどの指標にも注目していく予定だ。