Luxshare、Foxconnに対抗するため大規模なiPhone工場を建設

Luxshare、Foxconnに対抗するため大規模なiPhone工場を建設

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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組立工場のティム・クック

アップルのサプライヤーであるLuxshare Precisionは、iPhoneの組み立て能力を高め、FoxconnやPegatronなどの台湾のライバルに挑戦するために、中国に「巨大工場」を建設している。

日経新聞が水曜日に報じたところによると、同社は中国・昆山市に28万5000平方メートルの製造施設を建設中だという。新工場団地の第一期工事は2022年半ばに完了する予定で、同年中にiPhoneの生産を開始する可能性がある。

Luxshareはこのプロジェクトに17億3000万ドルを投資しており、iPhoneの組み立て能力を大幅に向上させるという目標達成に貢献するだろう。同社は早ければ2022年までに、生産量を現在の650万台から1,200万台から1,500万台に増やすことを目指している。

サッカー場40面分の広さを誇る新しい製造パークに加え、Luxshareは以前iPad組み立て業者Compalが所有していた近隣の工場も借り受け、改修した。

この発表は、台湾から中国への組立拠点の移転を進めているAppleのサプライチェーンに大変革をもたらす可能性がある。2021年初頭、Appleがサプライチェーンパートナーリストに追加した企業の約3分の1が中国本土に拠点を置いていた。

Appleは現在、iPhoneの組み立ての大部分をFoxconnやPegatronといった台湾企業に依存しています。Foxconnは同社のスマートフォンの約60%を組み立てており、Pegatronは30%を占めています。

しかし、状況は変わりつつある。LuxshareはAppleの人気製品AirPodsの組み立ても手掛けている。2021年初頭には、AppleのiPhone 13モデルの約3%を製造する契約を獲得した。

Appleは近年、中国企業と製造能力への依存を理由に批判を浴びている。2021年5月には、米国議員団がAppleに対し、中国政府への譲歩などを理由に中国からの撤退を求めた。