マルコム・オーウェン
· 1分で読めます
報道によると、5月にAppleのサプライチェーンパートナーであるウィストロンとフォックスコンが運営するインドの2つの施設がCOVID-19の影響を受け、合計13人の従業員の感染が確認されたという。
フォックスコンは土曜日、チェンナイ工場に勤務する中国人エンジニア10人がCOVID-19に感染したことを確認した。従業員の検査で感染が判明し、感染者は地元の病院で隔離された。
台湾ニュースによると、感染が確認された後、工場は消毒作業を行ったものの操業を継続した。同社は従業員に対し、さらなる感染拡大を防ぐための物資の提供も行った。また、中央通信社は、フォックスコンがパンデミックの今後の変化に対応するため、地方自治体の政策に協力する意向があると報じている。
報道関係者によると、地元経済への潜在的な影響を考慮し、地元政府はフォックスコンに対し、工場を完全閉鎖せずに操業を継続することを許可したという。
フォックスコンの感染は、台湾におけるアップルのサプライチェーンに影響を与える可能性のある唯一の事例ではありません。その5日前には、ウィストロンでも感染が確認されています。カルナータカ州コーラーの工場で勤務する台湾人エンジニア3名がウイルス感染と診断されました。
感染が判明した時点で、ウィストロンは地元政府に報告し、標準的な防疫手順に従い、工場を5日間閉鎖して消毒を行いました。閉鎖期間中、従業員は徹底的な検査を受け、従業員へのワクチン接種の準備も進められました。
フォックスコンとウィストロン(Wistron)はどちらもAppleのサプライチェーンの一員であり、主に最終製品の組み立てを担当しています。また、インド国内でも生産を行っています。今回の措置が両工場の生産にどのような影響を与えたかは不明ですが、フォックスコンは操業継続が許可されたため、ダウンタイムは最小限に抑えられると思われます。
インドは現在、新型コロナウイルス感染症の第二波に見舞われており、国内の死者数は20万人を超え、感染者数は2,100万人を超えています。5月だけでも、1日あたりの新規感染者数が少なくとも3回40万人を超えており、政府は宗教行事や選挙集会のための大規模集会を許可したことで批判を浴びています。