ニューズ・コープのiPad専用出版物「ザ・デイリー」が数週間延期

ニューズ・コープのiPad専用出版物「ザ・デイリー」が数週間延期

ジョシュ・オンのプロフィール写真ジョシュ・オン

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新たな報道によると、アップルとルパート・マードックのニューズ・コーポレーションは、アップルが準備中の出版物の新購読サービスに問題があるため、アップルのiPad専用にデビューする予定の新聞「ザ・デイリー」の発表を延期したという。

今週初め、フォーブスは、アップルとマードック氏のメディア複合企業が1月19日に新刊の出版に向けて準備を進めていると報じました。また、サンフランシスコ近代美術館で開催されると報じられているこのイベントでは、アップルの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏がマードック氏と共に登壇するとの噂もありました。

しかし、メディアメモのピーター・カフカ氏は木曜日、両社の計画に詳しい情報筋によると、来週予定されていた発表が延期されたと報じた。カフカ氏の情報筋によると、計画は「数ヶ月ではなく数週間前から」検討されていたという。

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ニューズ・コーポレーションの幹部らはデイリー紙のiPadアプリの実用バージョンを披露しているが、アップルがiTunesに組み込んでいる新しいサブスクリプション機能が遅延の原因となっているようだと報道は指摘している。

カフカ氏から連絡を受けたニューズ・コーポレーションの広報担当者は遅延を認めたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

AppleがiPad向けに新聞や出版物の購読機能を開発するという噂が、ここ数ヶ月で高まっています。出版社は当初、Appleが出版社のビジネスモデルの重要な部分である購読プランの認可を拒否したため、iPadへのコンテンツ配信を控えていました。

ピープル誌は昨年8月、購読者にiPadアプリケーションへの無料アクセスを提供することで、ようやくこの行き詰まりを打破した。

iPadでの雑誌購入は、当初の関心がピークに達した後、最近は鈍化している。ある報道によると、5月に発売されたWiredのiPad版は初版が10万部以上を売り上げたのに対し、10月号と11月号はそれぞれわずか2万2000部と2万3000部しか売れなかったという。