アマゾン本社の従業員数百人が失業

アマゾン本社の従業員数百人が失業

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アマゾンは第2本社の建設を準備中で、膨大な数の新規雇用を約束してさまざまな都市を競合させているのかもしれないが、だからといって現在の社員の雇用が必ずしも安全だというわけではない。

シアトル・タイムズ紙は月曜日、小売大手のアマゾンがシアトル本社で数百人、その他拠点でも数百人の従業員を解雇すると報じ、その後まもなく同社も解雇内容を確認した。これは、今年初めに一部部門で採用を凍結したことを受けての措置だ。

レイオフは月曜日に始まり、「数週間」続く予定だ。アマゾンによると、同社の最近の急速な成長により、「一部の部門では予算超過が発生し、一部のチームでは業務に人員が多すぎる」という。

同社は声明で、「年間計画の一環として、全社的に人員調整を行っています。一部の職種では小規模な人員削減を行い、その他多くの職種では積極的な採用活動を行います」と述べた。「影響を受ける従業員については、採用活動を行っている分野で職務を見つけるよう努めています。」

声明によると、同社は当初の238都市から20都市に候補を絞り込んだ。候補都市は米国19都市とカナダ1都市で、ワシントン州シアトルにあるアマゾンの現本社とは反対側、東海岸に偏っている。

当選者は高給職の流入による恩恵を受けることになるだろう。アマゾンは「HQ2」が稼働すれば最大5万人の従業員が働く可能性があると主張している。アマゾンはまた、この新施設に50億ドル以上を投資する計画で、これはアップルの最新本社であるアップルパークと同程度の支出額となる。

アマゾンの創業者兼CEOのジェフ・ベゾスは今月初め、純資産が1120億ドルで世界一の富豪であるとフォーブス誌に報じられた。