AppleInsiderスタッフ
· 1分で読めます
出典: Scott McDonnell (Twitter経由)
10月にマサチューセッツ州ブロックトン在住のジェイリン・バルボサ・ブランダオちゃん(9歳)の両親が非常用発電機から発生した一酸化炭素で亡くなったとき、ブランダオちゃんは即座に行動を起こし、父親のFace ID搭載のiPhoneのロックを解除して緊急サービスに通報した。
CNNによると、10月28日、ブランダオさんはベッドにいたところ、父親の叫び声を聞いた。両親の部屋に駆け込むと、無臭のガスに圧倒されている母親を発見した。父親はその後まもなく意識を失った。
「ただの頭痛だと思ったのですが、その後2、3分は何も感じませんでした」と少女の母親、マルセリナ・ブランダオさんはCNN系列局WFXTに語った。
ブランダオさんは父親のiPhoneに手を伸ばし、顔にかざしてロックを解除した。iPhoneの視線検知機能が有効になっていたかどうかは不明だ。このセキュリティ対策では、ユーザーはデバイスに視線を向けてからでないと、入室を承認できない。
CNNによると、少女は救急隊に通報した後、7歳の妹を連れて外へ出て、近所の人に助けを求めたという。ブランダオさんの家族は病院に搬送され、全員無事だという。
「彼女はとても賢かったんです」とブランダオ君の母親は言った。「本当に怖かったです。彼女がすぐに電話してくれなかったら、どうなっていたかわかりません」
東海岸の広範囲に甚大な被害をもたらした強力な北東風により、ブランダオさんの家族は3日間自宅が停電した後、借りた発電機を設置しました。発電機は屋外で数分間稼働させた後、電源を切って屋内に戻したと伝えられていますが、家全体に1,000ppm(100万分の1)の濃度で一酸化炭素が充満していました。
ブランダオ氏はおそらく知らなかっただろうが、ロックされたiPhoneでも、画面上の適切な指示に従うことで誰でも緊急サービスに電話をかけることができる。Appleはまた、iPhoneの音量ボタンとサイドボタンを同時に押すことで、自動的に地元の緊急電話番号に発信する緊急SOS機能も提供している。