スラッシュレーン
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HPは今月初め、PC事業をスピンオフさせる計画を発表し、Palm PreやTouchPadなどのデバイスで動作していたwebOSソフトウェアも廃止すると発表した。当初、サムスンがHPのPC事業買収候補の候補になると噂されていたが、HPはこれらの報道を否定した。
しかし、 DigiTimesが月曜日に報じた新たな報道によると、サムスンはHPのPC事業には興味がないものの、Palmが開発したwebOSソフトウェアの買収を検討しているという。HPとサムスンはいずれもコメントを控えた。
「情報筋によると、粗利益率がかなり低いHPのPC事業の買収は、粗利益率が高いサムスンのパネル事業やDRAM事業に打撃を与える可能性があり、そのためHPのwebOSがサムスンが最も関心を持つターゲットになる可能性がある」と報道は伝えている。
この潜在的な動きは、iPhoneなどのiOSデバイスとOS Xを搭載した同社のMacラインナップの両方に見られる、Appleのソフトウェアとハードウェアの融合に対抗する手段と見られている。しかし、webOSの買収は、SamsungがGoogleに対抗する手段でもあると見られている。
今月初め、Googleはモトローラ・モビリティを125億ドルで買収すると発表しました。この買収により、Googleはモトローラの広範な特許ポートフォリオへのアクセスを得るだけでなく、Android搭載デバイスの主要メーカーであるモトローラと提携し、ハードウェア事業にも参入することになります。
サムスンもAndroid搭載デバイスを製造しており、Googleによるモトローラの買収を脅威と捉えている可能性がある。そのため、今月初めには、サムスンが自社製品の差別化を図るため、独自のスマートフォンOS「Bada」を強化しようとしているとの報道があった。
HPは2010年にwebOSとともにPalmを12億ドルで買収しました。当初はWindows PCにwebOSを搭載する計画でしたが、今月、より利益率の高いソフトウェアとサービスに注力すると発表したため、この野心的な計画は撤回されました。
月曜日の噂に基づくと、サムスンはHPが中断したところを引き継ぎ、スマートフォンやタブレットにwebOSを搭載するだけでなく、そのソフトウェアを使ってWindowsベースのPC事業を強化・差別化する可能性もある。