HP、開発者にWebOSを売り込むために元Apple幹部を雇用

HP、開発者にWebOSを売り込むために元Apple幹部を雇用

ジョシュ・オンのプロフィール写真ジョシュ・オン

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HPは、スマートフォンおよびタブレット市場でAppleに挑戦するため、webOSプラットフォームに開発者を引き付けるために、Appleの元ワールドワイド開発者リレーションズ担当シニアディレクターであるリチャード・ケリスを雇用した。

HPは水曜日、同プラットフォームへの「注力」の一環として、TouchPadタブレットを含む複数の新webOS製品を発表した。HP幹部は、2010年4月にPalmを買収した最大の理由はwebOSだったと述べている。

「今日、私たちは、最高のモバイル体験を通じて幅広いHP製品を連携させることを目標に、webOSの新時代に乗り出しています」とHPのPalm Global Business Unitのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるジョン・ルビンスタイン氏は語った。

水曜日のイベントで、ルービンスタイン氏は、HP が webOS を Windows PC に導入して環境のインストールベースを拡大する計画を明らかにした。

TechCrunchによると、HPはイベント後の開発者向け会合で、Appleのベテランであるリチャード・ケリス氏の採用を発表した。ケリス氏は以前、Appleのワールドワイド・デベロッパー・リレーションズ・グループのシニアディレクターを務めており、HPではワールドワイド・デベロッパー・リレーションズ担当バイスプレジデントとして同様の役職に就く。ケリス氏はAppleとHPの両社に在籍する間、ルーカスフィルムのCTOを3年間務めた。

ケリス氏のLinkedInプロフィールによると、2001年から2007年にかけて同氏は「アプリケーション部門の特別プロジェクトの管理から、プロフェッショナル向けアプリケーションに関する同社の技術マーケティング戦略の管理まで、アップルで数多くの役職を歴任した」という。

ケリス氏のAppleでの役割は、他のプラットフォームの開発者にOS X向けアプリの開発を促し、そのプロセスを支援することだったことを考えると、HPはwebOSへの開発者の関心を高めることを期待して彼を選んだようだ。成長を続けるモバイル分野においてwebOSは弱小企業であるため、ケリス氏には多くの仕事が待ち受けている。

最近のcomScoreの報告によれば、Palmは2010年9月四半期から年末までに市場シェアを0.5%失い、米国のスマートフォン加入者のわずか3.7%しか獲得できていないという。