ニール・ヒューズ
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シドニー・モーニング・ヘラルド紙によると、アップルは未発表のタッチスクリーンデバイスの仕様をオーストラリアのメディア企業に提供したという。カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は、今後発売されるハードウェアでコンテンツを提供することに関心を持つ企業を探すため、オーストラリア全土で関心調査を行っている。
「アップルはオーストラリアのメディア企業と直接交渉し、メディア企業がコンテンツをデジタル形式で配信し、有料配信できるようにするタブレット向けの新アプリのリリースを目指しているとみられる」と報道は伝えている。
報告書は、アマゾンが売上高の70%を保有したかったため、経営陣が過去にKindleを好意的に受け止めなかったと指摘している。また、ハードウェアメーカーであるアップルが30%しか保有しない現在のiPhone App Storeのビジネスモデルを、メディア企業に提供されることが「予想される」モデルとして挙げている。
この端末は大型のiPhoneと評され、「ハンドバッグに入れて持ち運べるほど小さいが、ポケットには入らないほど大きい」とのことだ。報道によると、このタブレットでは、ユーザーはウェブサーフィン、映画鑑賞、書籍や新聞の閲覧が可能になるという。
ヘラルド紙はまた、Appleが「大手音楽スタジオと協力し、新しいアルバムフォーマットを開発中」だと報じた。夏に「Cocktail」というプロジェクトとして初めて噂されたiTunes LPは、すでに9月にデビューしている。
Appleのタブレットは10インチ、3G接続デバイスで、2010年第1四半期に発売される予定だ。ここ数カ月の多数の報道によると、Appleはこのデバイスに関してコンテンツ発行者に働きかけているという。