マイク・ピーターソン
· 1分で読めます
アップルミュージック
アップルは、Apple Music におけるラテン音楽事業を監督する新たな幹部のポストを創設し、その役職に就かせた。これは同社が市場でより強固な地盤を築きたいと考えていることを示唆している。
iPhoneメーカーのAppleは、レコード会社の幹部フアン・パス氏をラテン音楽事業のグローバルヘッドに任命した。パス氏は、Appleが現在事業を拡大しているマイアミを拠点とすることになる、とビルボードは水曜日に報じた。
新しい役職で、パス氏はApple Musicのラテンビジネスパートナーシップを監督し、新進気鋭のアーティスト、メディア企業、クリエイティブエージェンシー、その他の業界関係者と協力することになる。
アップルに入社する前、パス氏はレコードレーベルADAでデジタル担当役員を務め、同社のラテンアメリカ部門を立ち上げ、2020年にマネージングディレクターに任命された。それ以前は、ソニーの米国ラテンアメリカおよびラテンイベリア地域でデジタルマーケティングに携わっていた。
この新たな役職とパス氏の任命は、Appleがラテン音楽ビジネスへの関心を高めていることを示唆している。同社は米国のラテン音楽市場で強固な基盤を築いているものの、Spotifyが圧倒的なシェアを占めるラテンアメリカ地域ではそれほど強力ではない。
Apple Musicの最大のライバルであるSpotifyもマイアミに大きな拠点を置いており、ラテンアメリカのいくつかの国にもオフィスを構えている。
ビルボードによると、アップルのラテン系アーティスト担当責任者が5月にマイアミに移転し、同社の同地での野心がさらに示唆されたという。