アップルのパートナーであるフォックスコンがペンシルベニア州のロボットと研究に4000万ドルを投資

アップルのパートナーであるフォックスコンがペンシルベニア州のロボットと研究に4000万ドルを投資

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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台湾に拠点を置く電子機器メーカー、フォックスコンは、アップル製品の大半の製造を担当する同企業による4000万ドルの投資の一環として、ペンシルベニア州に新たな製造施設を建設する計画だ。

鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン・インダストリー)としても知られるフォックスコンは、ペンシルベニア州ハリスバーグに通信機器やインターネットサーバーの部品を組み立てる工場を建設するため、今後2年間で3,000万ドルを投資する計画だと、会長の郭台銘(テリー・ゴウ)氏が今週明らかにしたとブルームバーグが報じた。残りの1,000万ドルは、ペンシルベニア州ピッツバーグのカーネギーメロン大学での研究開発に投資される。

同社のハリスバーグ新工場は、州都ハリスバーグにある30人の従業員を抱える既存のフォックスコン製造施設の拡張となり、約500人の雇用を創出すると見込まれている。

この発表は、フォックスコンが米国内に新しい製造工場を建設する計画があるとの昨年末の噂を裏付けるものとなった。しかし、これまでのところ、米国のフォックスコンの施設がアップル製品の生産を担当するかどうかについては何も示されていない。

フォックスコンの幹部は昨年、米国消費者の需要が高いため、米国で製品を製造するというアイデアは魅力的だと述べた。同社はすでにマサチューセッツ工科大学との提携を通じて、米国に拠点を置くエンジニア向けの研修プログラムを計画している。

アップルなどの企業は、人気電子機器の組み立てを極東からの労働者に依存していることで批判を浴びている。批評家たちは賃金が低すぎると主張し、従業員の自殺が大々的に報道されたことを劣悪な労働環境の証拠として指摘している。

Appleはこれに応えて、来月発売予定の新型ハイエンドMac Proデスクトップを完全に米国内で製造することを約束した。同デバイスの組み立てはテキサス州のFlextronicsが担当し、Mac Proの製造責任を現在のパートナーであるFoxconnから移行する。