macOS Sonomaの改良されたディクテーション機能の使い方

macOS Sonomaの改良されたディクテーション機能の使い方

AppleはmacOS Sonomaの音声入力機能に大きな変更を加えていませんが、今回も導入された小さな改善はユーザーにとって大きな助けとなるでしょう。音声入力機能の新機能と、その活用方法をご紹介します。

Appleは、macOS Sonomaへのアップグレードの主なメリットの一つとして音声入力機能の改善を挙げていますが、これは見逃されやすい点です。表面上は音声入力機能は以前と全く同じに見えるからです。

機能のオン/オフ方法は、システム設定でクリックするトグルボタン一つに至るまで、すべて同じです。しかし、音声入力をオンにしたときの動作は微妙に異なります。

macOS Sonomaでは、音声入力と入力を同時に行うことができます。それほど違いは感じませんし、特に便利とも思えません。

たとえば、たとえ頭で処理できたとしても、ある段落を口述しながらその下に別の段落を入力することはできないでしょう。

しかし、音声入力した後で間違いを見つけたり、文章の内容が変わってしまったりして修正することになります。これで、音声入力をオフにすることなく、キーボードで訂正や新しい文章、あるいは好きなことを入力できます。

これで、何かを口述し、入力内容を修正してから、あとは座って口述を続けることができます。

ディクテーションを有効にすると、話すのを止めて何かを入力するときでもディクテーションが継続されるようになりました

ディクテーションを有効にすると、話すのを止めて何かを入力するときでもディクテーションが継続されるようになりました

以前は、音声入力機能を有効にしてから、音声入力したいたびに機能を呼び出す必要がありました。すると、車のアクセルを踏むとクルーズコントロールがオフになるのと同じように、キーボードに触れるまで音声入力が続けられました。

つまり、ディクテーションを開始して停止し、また開始する必要がありました。つまり、ディクテーションは、開始と停止を繰り返す不安定な操作になるか、大量のテキストをディクテーションしてやり直せるまで間違いを我慢するかのどちらかでした。

ディクテーションを有効にする方法

  1. システム設定を開く
  2. キーボードまでスクロールします
  3. 表示されるパネルで、ディクテーションまで下にスクロールします
  4. 「どこでもディクテーションを使用...」で始まる説明の横にあるスイッチをクリックします。
  5. プロンプトが表示されたら、「有効にする」をクリックして確認します。

システム設定のこのセクションでは、ディクテーションエンジンがどのマイクを聞き取るかを選択できます。また、ここでディクテーションに使用する言語も指定できます。

このセクションでは、ディクテーションしたテキストに自動的に句読点を付けるかどうか、またディクテーションを呼び出す方法を設定することもできます。

デフォルトでは、MacのキーボードでF5キーを押すと音声入力が起動します。Controlキーを2回押すなど、他のオプションもありますが、不思議なことに、どのオプションを選択してもF5キーが使えるようです。

ディクテーションを主流にする

Appleはまた、macOS Sonomaの音声入力機能は「次世代の音声認識による精度向上」の恩恵を受けていると述べています。これは、MacとiOS 17全体で改善された自動修正機能の駆動に使用されているのと同じ音声認識です。

これにより、音声入力があなたの話した内容を正確に書き起こす可能性が高まります。もし正しく書き起こされなかった場合でも、音声入力をすぐにオフにすることなく、訂正内容を入力できるようになりました。

その結果、AppleはDictationの機能をさらに使いやすく、より優れたものにしています。小さな改善、小さな変更が大きな違いを生み出しています。